人気協力ホラー『R.E.P.O.』次の大型アプデで“壁登り”が可能に。「ショットガン持ちプレイヤー」をさらに持ったり、自由度広がる

semiworksは9月27日、『R.E.P.O.』の次回アップデート「Monster Update」にて実装される新要素「Tumble Grab」の追加情報を発表した。

デベロッパーのsemiworksは9月27日、協力型ホラーゲーム『R.E.P.O.』の次回アップデート「Monster Update」にて実装される新要素「Tumble Grab」の追加情報を発表した。プレイヤーがアイテム化した状態で、壁を掴むことで移動したり、アイテムを掴むことで応戦したりすることが可能となるようだ。

『R.E.P.O.』は「物理演算ベース」の協力プレイ対応ホラーゲームだ。本作では重さや当たり判定など、ゲーム内のオブジェクトがすべて物理法則に従って動く。プレイヤーの目的は、廃墟から貴重品をなるべく多く持ち帰ること。ステージに点在する貴重品にはそれぞれ価値がついており、落としたりぶつけたりすると、その数値がどんどん減ってしまう。プレイヤーは廃墟に蔓延るモンスターたちから逃げるか相対しながら、貴重品を集めて慎重に運ばなければならない。

本作を手がけるsemiworksは9月27日、次回の大型アップデートにて実装される新要素「Tumble Grab」に関する詳しい情報をYouTubeにて発表した。この新要素は過去に公式YouTubeチャンネルを通して、断片的に情報が公開されていたが、今回はより詳しい内容が明らかとなったかたちだ(関連記事)。それによるとプレイヤーの新機能である「Tumble Grab」は、プレイヤーがアイテム化した状態で壁や地面などを掴んで移動したり、アイテムを掴んで応戦したりすることが可能となる新要素のようだ。なお現バージョンにおけるプレイヤーのアイテム化は、敵からの視認性が低くなるかわりに行動不能となってしまうギミックとなっている。

開発チームによるとアイテム化中のプレイヤーが壁や床を掴んだ際は、スタミナが消費されるとのこと。敵からの視認を避けたり、地上にいる敵からの攻撃を避けたりするために“壁登り”をすることで回避が可能となるようだ。また動画内では地面を掴んでジタバタすることで、周囲の敵に微弱な衝突ダメージを与えているプレイヤーのすがたを確認することができる。敵を何らかの方法でスタンさせた際、周りに武器がない場合は、自身が敵の周りで寝転がってジタバタすることで体当たり攻撃をすることも可能となるだろう。

またプレイヤーがアイテム化中に、武器などのアイテムを持つことが可能となった。これによりMentalistなどの、プレイヤーを一時的にアイテム化させて行動不能とさせてくる敵に対して、反射的に武器をもつことで応戦することが可能となり、戦術の幅が増えている。さらにプレイヤーが“アイテム化中”のプレイヤーをもち、その掴まれているプレイヤーが武器をもつといった連携も可能とのこと。プレイヤー同士が協力しあいながら、敵を倒すというマルチプレイ要素に磨きがかかる内容となっている。

なお本作を手がけるsemiworksは、動画内で「アイテム化したプレイヤー同士が掴み合う事で空中を浮遊する」という不可解な現象が発生していたことも明かしている。開発チームによると、これは物理演算が独特な本作の開発段階で見つかった面白バグとのことで、すでに対策済みだそうだ。。なお新要素やモンスターの大量追加がおこなわれる次回大型アップデートは、10月30日に配信が予定されている。次回アップデートに関する、さらなる情報に注目したい。

『R.E.P.O.』は、PC(Steam)向けに早期アクセスとして配信中だ。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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