超リアルレーシングシム『Assetto Corsa EVO』に「オンライン対戦機能」実装の大型アプデ配信。新車や新コースもがっつり追加

505 GamesとKUNOS Simulazioniは9月26日、『Assetto Corsa EVO』について、バージョン0.3を配信したと発表。アップデートではオンライン対戦機能が『Assetto Corsa』シリーズとして初めて実装。新車種や新コースも追加されている。

505 GamesとKUNOS Simulazioniは9月26日、『Assetto Corsa EVO』について、バージョン0.3となる無料コンテンツアップデートを実施したと発表。本アップデートではマルチプレイモードが追加されたほか、新車種や新コースなどが追加されている。

『Assetto Corsa EVO』は『Assetto Corsa』シリーズの最新作となるレーシングシミュレーションゲームだ。同シリーズはレーザースキャン技術による高品質なグラフィックと、空気力学などに基づく走行動作のリアルなシミュレーションを特徴としている。最新作である本作では、路面走行時のシミュレーションのリアルささらに緻密になったといい、またロードカー、クラシックカー、ハイパーカー、レースカーまで、モータースポーツの世界を代表する幅広いマシンが収録されている。

本作は今年1月17日に早期アクセス配信としてリリース。『Assetto Corsa』シリーズ最新作として持ち味であるシミュレーションのリアルさは一定の評価を獲得。ただ早期アクセスとして伸びしろを残した状態で配信されたこともあり、ゲームプレイにおいては不具合がたびたび報告されることも多く、またコンテンツボリュームについての指摘も寄せられ、評価面では伸び悩みを見せる面もあった。

今回のアップデートにより、『Assetto Corsa』シリーズで初となるオンライン対戦機能が追加。アップデート時点においては24時間利用可能な無料公式サーバーが提供中。今後は安定性やセッション管理機能を強化しつつ、サーバー収容人数をコースのキャパシティまで拡大していくとしている。

また近日中に専用サーバーレンタルサービスを開始予定とのこと。コミュニティ管理者やリーグ運営者向けのサービスとアピールされており、基本的には30日単位での提供となるようだが、長期割引や日単位のプランも用意されるようだ。

そして新車種として9台の新車が登場。GTクラスではBMW M4 GT3 EVO、Lamborghini Huracán Super Trofeo EVO2、Porsche 718 Cayman GT4 Clubsportが実装。スペシャルではCaterham Seven Academy Racer、Dallara Stradale、Ferrari F2004が、クラシック/ロードカーとしては、Audi RS 6 Avant、BMW M3 Sport Evo (E30)、Mercedes-Benz 190E AMG 2.5-16 Evo IIが登場する。加えて新コースとして、ベルギーのサーキット「スパ・フランコルシャン」とオーストリアの「レッドブル・リンク」が実装された。

アップデートでは先述の内容のほか、主にタイヤモデルの物理演算を再調整。オーディオについては全車両固有の点火・始動音が追加されるなど、よりリアルさに磨きがかけられている。アップデートの詳細についてはパッチノートを参照されたい。さまざまな改善やコンテンツ追加が施されている本作の、評価面でのまき直しにも期待が寄せられるところだ。

『Assetto Corsa EVO』はPC(Steam)にて早期アクセス配信中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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