マイクロソフトの携帯型ゲーミングPC「ROG Xbox Ally」価格は8万9800円から。前身のROG Allyシリーズとお値段据え置きに

エントリーモデルは税込8万9800円、上位モデルは税込13万9800円。

マイクロソフトとASUSは9月26日、携帯型ゲーミングPC「ROG Xbox Ally」および「ROG Xbox Ally X」の日本販売価格を正式発表した。エントリーモデルは税込8万9800円、上位モデルは税込13万9800円。10月16日に発売予定で、本日より予約受付が開始されている。

「ROG Xbox Ally」と「ROG Xbox Ally X」は、携帯型ゲーミングPCだ。ASUSの「ROG Ally」シリーズをベースに、マイクロソフトとの連携で「Xbox Play Anywhere」向けに設計された機能が搭載されているという。OSにはWindows 11を採用し、Xbox Game Pass、Battle.netのほか、SteamやUbisoft Connectといった主要なPCゲームプラットフォームに対応する。また自宅のXboxコンソールにインストールされているゲームをリモートで遊ぶことができるほか、Xbox Cloud Gamingを利用すればクラウドによるストリーミングでゲームをプレイ可能だ。このほか「ハンドヘルド互換性プログラム」として、互換性のテストも入念におこなわれていることがアピールされている(関連記事)。

スペックとしては、エントリーモデルの「ROG Xbox Ally」は、AMD Ryzen Z2 Aプロセッサ、16GBメモリ、512GB M.2 SSDを搭載。一方上位モデルとなる「ROG Xbox Ally X」は、AMD Ryzen AI Z2 Extremeプロセッサ、24GBメモリ、1TB M.2 SSDを搭載している。また、どちらも7インチのフルHDディスプレイを搭載し、リフレッシュレートは120Hzだ。上位版ではUSB4 Type-Cポートを有しているほか、バッテリー容量が増加しているなど細かい違いが存在する。

そして注目されていた販売価格が9月26日に発表された。 エントリーモデルの「ROG Xbox Ally」が税込8万9800円、上位モデルの「ROG Xbox Ally X」が税込13万9800円となる。本日よりASUSストアや小売店などで予約受付が開始されている。なお米国での販売価格はそれぞれ599.99ドル、999.99ドルとなっている。ROG Xbox AllyおよびROG Xbox Ally Xはそれぞれ「ROG Ally」「ROG Ally X」をベースとしており、プロセッサの新型化などがありながらも価格も踏襲されたようだ。

ちなみに他社の携帯型ゲーミングPCなどを見ると、Valveからは「Steam Deck」が販売中で、価格はエントリーモデルの「Steam Deck LCD 256GB」が税込5万9800円、最上位モデルの「Steam Deck OLED 1TB」が税込9万9800円だ。また、Nintendo Switch 2は「日本語・国内専用」モデルであれば税込4万9980円。価格だけを比較するとお高めな今回のROG Xbox AllyおよびROG Xbox Ally Xが、マイクロソフトが手がける新たなゲーミングデバイスとしてどのように存在感を示していくのかは注目される。

ROG Xbox AllyおよびROG Xbox Ally Xは10月16日発売予定。 公式ストアや小売店などで予約受付中だ。

Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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