Twitchにとうとう「ライブ配信巻き戻し機能」実装。シークバーから即座に見返せる新機能、まずはTurbo・サブスク加入者向けに
Twitchは9月26日、配信の一時停止、および巻き戻し機能を実装。現時点では一部ユーザーに向けた機能だが、将来的には全ユーザー向けの実装を検討しているようだ。

Twitchは9月26日、配信の一時停止、および巻き戻し機能を実装した。現在この機能については、サブスクリプションサービス「Turbo」に加入しているか、視聴している配信チャンネルのサブスクリプション加入者に限って利用可能となっている。
Twitchはライブ配信プラットフォームだ。ゲームの実況配信などを中心に発展し、国内外の本業ストリーマーや一般ユーザーにも広く利用されている。また企業にも活用されており、eスポーツ大会などイベントの配信プラットフォームとしても利用されている。
今回Twitchに向けて実装された「Stream Rewind」機能では、視聴しているライブ配信を一時停止したり、あるいはシークバーから巻き戻すことが可能になる。配信の一部を見逃した際や、特定の場面をすぐに見返したい場合に活用できそうだ。
現時点でStream Rewind機能は視聴している配信のサブスクライバー、およびTwitch Turbo加入者がWeb上でのみ利用可能だ。チャンネルの設定によってアクセス可能なユーザーが限られており、たとえばサブスクライバー向けの広告なし視聴が無効となっている場合には、Turbo加入者のみがStream Rewind機能を利用可能。一方サブスクライバー限定アーカイブが有効になっている場合は、Turboに加入していてもStream Rewind機能は使えず、そのチャンネルのサブスクライバーのみ利用可能といったかたちだ。
なおStream Rewind機能は今のところ、Twitchにてアフェリエイトプログラム参加者、およびTwitchパートナーのみに解放されている。クリエイター向けダッシュボードの設定よりオン/オフが自由に設定可能となるようだ。また、視聴者に向けては、同機能が利用可能な場合、配信視聴時にポップアップが表示されるとのこと。
ちなみにStream Rewind機能は将来的にはすべてのユーザー向けに提供される予定とのこと。ただしライブ視聴の方式を大きく変える仕組みであり、特に広告配信の最適化については慎重に調整する方針のようだ。そのため、まずは視聴中に広告が表示されないTurbo加入者とチャンネルのサブスクライバー向けに実装されたという。機能を活用すれば今後は配信の視聴がより快適になるかもしれない。条件を満たす人は試してみるのもいいだろう。