“3D版ヴァンサバ”『Megabonk』瞬く間に人気沸騰中。本家譲りの気持ちよさ×立体戦略で中毒性新境地
“3D版ヴァンサバ”こと『Megabonk』が「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。

ゲーム開発者のVedinad氏は9月19日、『Megabonk』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内表示は日本語に対応。『Vampire Survivors』の“3D版”であるとも評され、さっそく注目を集めている。
『Megabonk』はサバイバー系のローグライクアクションゲームだ。ローポリ風グラフィックのステージにて、大量の敵を捌きながら長く生き残り、死亡するまでになるべく多くの敵をキルすることを目指す。

本作のステージはランダム生成される3D空間だ。オートで実行されるプレイヤーの攻撃を駆使して、あらゆる方向から押し寄せる大量の敵を倒していく。敵を倒して得られるジェムを集めることで、画面上部の経験値バーが溜まっていく。最大まで溜まるとレベルアップし、提示される3つのアップグレードから好きなものを選んで取得することができる。攻撃手段となる武器のほか、各種パラメータを上昇させる書物などが入手可能だ。
またステージには宝箱が存在する。敵が落とすコインを消費して開けることができ、中からはさまざまな能力をもったアイテムが出現。なお金色の宝箱であれば無料で開封できる。そのほかにも、一定時間付近に留まることでアップグレードを取得できるCharge Shrineや、エリートボスなどと遭遇する。

マップのどこかに存在する召喚ゲートを発見するとボスが出現。ボスをすべて倒してポータルで脱出することでステージクリアとなる。なおゲーム開始からは10分の制限時間があり、これを超えると最終フェーズに突入。難易度がどんどん上昇していき、ここからはできる限り生存し続けることを目指す。
本作は体験版が今年2月から配信されており、9月19日についに製品版としてリリース。瞬く間に人気を集め、本稿執筆時点でのSteamユーザーレビューでは、510件中98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。
本作の開発を手掛けるのは、個人開発者のVedinad氏だ。YouTubeチャンネルによれば、ノルウェーのクリエイターのようだ。同氏は、本作が『Vampire Survivors』や『Risk of Rain 2』などのタイトルに影響を受けていることを表明しており、そうした作品が好きならおそらく気に入るだろうと語っている。

たとえば本作では、宝箱を開ける際の派手な演出は『Vampire Survivors』をオマージュしたものとなっている。また基本操作も移動だけであり、オート攻撃で敵を撃破可能。本家『Vampire Survivors』のような中毒性の高さとシンプルさを兼ね備えている。最初は地味ながら指数関数的にキャラが強化されていくゲームサイクルも踏襲。とはいえ3Dグラフィックになったことで見た目が派手になっただけでなくステージに高低差も生じ、アスレチック的な要素や、立体的な位置取りの戦略性も存在。3Dアクションゲームならではの持ち味も加わっている。
さらに、本作ではプレイを通してキャラクターや武器などを徐々にアンロックしていく仕組み。やりこみ要素が多く、そのうえ飽きずにプレイし続けられるため、気づけば時間が溶けているといったユーザーの声も多く聞かれる。デモ版時点で長時間やり込んでいたというプレイヤーも、引き続きのめり込んでいるようだ。さらに、死亡するまでに倒した敵の数を競うリーダーボードも存在し、ゲームオーバー時には上位何%の記録であるかも表示される。ランキングに載ることを目標に競うのも楽しみ方の一つとなりそうだ。
『Megabonk』はPC(Steam)向けに配信中。なおリリースを記念したセールが10月3日まで実施されている。定価の15%オフの税込1020円で購入可能だ。