人気マルチサバイバル『Don’t Starve Together』大型アプデで、巨大イモムシ蠢く新たな地下空間実装。高温ガスも噴き出る過酷地帯

Klei Entertainmentは9月19日、サバイバル・アドベンチャーゲーム『Don’t Starve Together』に向けてアップデート「From Beyond – Ancient Echoes」を配信開始した。

Klei Entertainmentは9月19日、サバイバル・アドベンチャーゲーム『Don’t Starve Together』に向けてアップデート「From Beyond – Ancient Echoes」を配信開始した。このたびのアップデートでは地下空間にFumarole(噴気孔)が追加され、そこを根城とする巨大イモムシが実装。また海に渦巻く穴のみから侵入が可能な、新たな地下遺跡が実装されている。

『Don’t Starve Together』は、サバイバル・アドベンチャーゲーム『Don’t Starve』をもとに1~6人マルチプレイタイトルとして開発されたゲームだ。プレイヤーは特性の異なる複数のプレイアブルキャラから選択し、他プレイヤーと協力しあいながら島でのサバイバルをおこなう。本作は極めて過酷な環境下でのサバイバルが求められる内容となっている。空腹・体力・正気度などのパラメーターを管理しながら、季節やボスの襲来などに備えて拠点を強化していくことが求められる。プレイヤー全員が一丸となり、一日でも長く生き延びることを目指すのだ。

そんな本作に向けて9月19日、大型アップデート「From Beyond – Ancient Echoes」が配信開始された。本アップデートでは地下空間に高温ガスが噴出する新たなエリア「Fumarole(噴気孔)」が追加された。噴気孔エリアでは新たに「Boulderbough」という新種の木々を発見することができる。Boulderboughは成長すると、木に大岩が乗ったような見た目をしており、プレイヤーが伐採した際には大岩が落ちてくることとなる。大岩はプレイヤーによって採掘することが可能なので、木と岩の両方の資材を獲得できる。ただし伐採時に落ちてくる大岩にはダメージ判定があるため、プレイヤーが細心の注意を払う必要があるだろう。

またBoulderboughは、ほかの木々と同様に植林が可能。この木から獲得できる資材は、Boulderboughが根付いた土地によって変化するようだ。特定のバイオームでしか取得できないアイテムを入手するための新たな採取手段として重宝しそうだ。

なおShadow riftイベント発生時は噴気孔一帯に瘴気が立ち込め、新たな敵生物「Ripple」が出現するようになる。Rippleは硬い外装をもった巨大イモムシのかたちをしており、瘴気を食べることでさらに巨大化していく。プレイヤーの攻撃をものともしない外装をもつが、前述のBoulderboughの落石を利用して、Rippleをひるませることが可能。落下してきた大岩に触れたRippleは転倒し、弱点となる腹部をプレイヤーに見せるため、その際に攻撃をする必要があるだろう。なおRippleを討伐した際は、その大きさに応じて報酬アイテムの量が増減するようだ。

また本アップデートから、地下に新たな古代遺跡が実装された。新古代遺跡はプレイヤーがボートで海に漕ぎ出し、海に点在する渦巻に意図的に入ることで侵入することが可能。侵入時にはボートが破壊され、一方通行の旅路となることに注意が必要だ。古代遺跡にはチェス盤のような謎解き要素も存在しており、プレイヤーに多くの恩恵をもたらすアイテムが入手可能な反面、多くの危険が伴う、ハイリスク・ハイリターンな旅路となることだろう。またほかにも遊びやすさの向上を目的としたアップデートも実施されているので、気になる人は公式パッチノート(英語)を確認されたい。

『Don’t Starve Together』は、国内ではPC(Steam)およびNintendo Switch向けに配信中。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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