偉人ノリノリ珍行動リズムゲーム『リズムホテル』開発者、東京ゲームショウ試遊出展で“アイデア現地募集”へ。集まったアイデアで無料の「特別版」を作る
Infini Funは8月15日、『リズムホテル』を東京ゲームショウに出展すると発表した。

パブリッシャーのInfini Funは8月15日、リズムゲーム『リズムホテル』を東京ゲームショウに出展すると発表した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内表示は日本語にも対応。プレイヤーからのフィードバックも開発に取り入れていくという。
『リズムホテル』は、歴史上の偉人たちのカオスなストーリーが描かれるリズムゲームだ。舞台となるのは時空の裂け目に存在するリズムホテル。プレイヤーは代行マネージャーとして、ホテルに迷い込んだ偉人たちを案内し、彼らの有名なエピソードをリズムに乗って見届けることとなる。

ゲームプレイは、すべてワンボタンのみのリズムゲームとして構成されている。各ステージではノリノリなBGMが流れるが、いわゆるノーツは存在しないため、直前に流れるリズムに沿ってタイミングよくボタンを押していく。また、直前に表示されるカウントの数だけリズムを刻むといったステージもあり、ステージごとに異なるリズムギミックが用意されている。ステージの開始時にはギミックのチュートリアルもあるので、直観的にプレイできるだろう。ステージを先に進むにつれて、より正確なリズム感覚・記憶力・反応速度などが要求され、難易度はどんどん上昇していく。
また、それぞれのステージでは歴史上の偉人たちの奇想天外なストーリーが描かれる。たとえば、「ロバに蹴られたとしてもロバを訴えるだろうか」という言葉を残した哲学者ソクラテスは、襲ってくるロバを蹴り返す。三国志の張飛は「桃園の誓い」で誓いの言葉を忘れる。物理学者アインシュタインは変顔の自撮りをノリノリで撮りまくる。入力したリズムの成否によって、手書きキャラクターのアニメーションが活き活きと動き、リザルト画面もさまざまに変化していくのだ。製品版では20以上の異なるステージとストーリーが用意されるという。


そんな本作について、9月25日から28日まで千葉・幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2025」への出展が発表された(一般公開は27日および28日)。インディーゲームコーナー(11-C53)にて、本作の試遊のほか、来場者向けのノベルティグッズも配布予定。また現地では、プレイヤーの声を開発者みずから直接ヒアリングするという。これまで「アイデア募集企画」が実施予定であることも伝えられており、今回の施策はそうした取り組みの一環とみられる。フィードバックの内容は今後の開発に反映し、将来的にはユーザーから寄せられたアイデアを盛り込んだ“特別バージョン”を無料配布する計画も進行中とのこと。
ちなみに、先月より本作の体験版がSteamにて無料で公開されている。興味をもった方はぜひ体験版を遊び、感想や意見を開発者に直接届けてみてはいかがだろうか。