解法自由なリアルタイム倉庫パズル『ARROW WORLD』Steamにてお披露目。勝手に動き続ける箱を“置き放題”のベルトコンベアで導く

インディーゲーム制作チームATOKESHIは、論理型パズルゲーム『ARROW WORLD』のSteamストアページを公開した。

インディーゲーム制作チームATOKESHIは、『ARROW WORLD』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けに、12月初旬配信予定。ストアページ公開にあわせて、PVやスクリーンショットなども公開されている。

『ARROW WORLD』は、ベルトコンベアを配置して動き続ける段ボールをゴールまで導く、物流倉庫で生きる段ボールたちの論理型パズルゲームである。本作の舞台となる物流倉庫では、動き回る段ボール「はこびー」たちが活躍していた。彼ら止まらずに進み続けるため、ベルトコンベアの配置が間違っているとあっという間に迷子になっていまうのだという。本作でプレイヤーはそんな物流倉庫の設計者となり、「はこびー」たちの経路を設計。ベルトコンベアの配置によって、動き続ける彼らをゴールまで導く。はこびーたちの働く物流倉庫での動線設計が、パズルゲームとして繰り広げられる。

本作ではゲームが始まると、各ステージ内ではこびーたちが動き続けている。動画を見る限り彼らは単に動き続けるだけでなく、壁に当たったら曲がり、行き当たりでは引き返してくれる。ただし床に空いた穴には落ちてしまうようだ。プレイヤーは、そんなはこびーたちの進行ルート上にベルトコンベアを設置。進む方向を変えてあげることで、旗の置いてあるゴールまでたどり着かせるのだ。本作ではベルトコンベアを、向きを変えて無制限に配置できる。そのため、ステージにはクリア方法が複数存在。最短ルートでの攻略から、安全な迂回路を用いた設計まで、自由に倉庫内の物流ルートを構築できるそうだ。パズルゲームとしては、はこびーたちが動き回っており、リアルタイムな操作が要求される点も特徴だろう。

本作は、インディーゲーム制作チームのATOKESHI(旧、姓は後で消す)が手がけている。制作は複数人でおこなわれており、Champon(ちゃんぽん)氏がレベルデザインなどを担当する形で進行。X(旧Twitter)上で制作状況を公開しながら、開発が進められてきた。今回はストアページおよびPVが公開。製品版は12月初旬に配信予定となっている。またChampon氏のXアカウントによれば、本作は東京ゲームダンジョン10に出店予定であるそうだ。

『ARROW WORLD』はPC(Steam)向けに、2025年12月初旬リリース予定。価格は580円の予定となっている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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