武装クラフト・マルチエンド地下世界アクション『Million Depth』体験版公開。なんと1ルートが丸ごと最後まで遊べる、セーブデータ引き継ぎにも対応

PLAYISMは9月16日、『Million Depth』体験版を配信開始した。体験版は製品版にセーブデータを引き継ぎ可能で、3ルート中の1ルートが丸ごと遊べる。

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは9月16日、『Million Depth』体験版を配信開始した。同作はPC(Steam)向けに11月12日発売予定。体験版では、本編の3ルートより1ルートが最後までプレイできるそうだ。体験版は、製品版へのセーブデータの引き継ぎにも対応している。

『Million Depth』はクラフトした武装で100万階層の地底世界を落ちていく、深層墜下アクションストラテジーゲームである。本作の舞台は、100万階層続く地底世界ミリオンデプス。主人公の少女モマは、希望と信じる「キミ」なる存在を追って、地下世界を進んでいく。しかしキミの正体は世界線ごとに異なり、待ち受ける運命も姿を変える。さらに過去の決断は未来に思わぬ影響をお灯、別の世界線の出来事とも絡み合うのだという。断片化された真実を拾い集めて謎を解き明かす、希望を追い求めて地下世界を落ち続ける少女の物語が繰り広げられる。

主人公モマは、危険な生物が徘徊するミリオンデプスを、二つの武装を使って進んでいく。本作では、モマの使う武装をクラフトできる。クラフトにあたっては、形や性能の異なるパーツがいくつも用意されている。プレイヤーはパーツを自由に組み合わせて、武装を作り上げるのだ。要素としては、同じ性質のパーツを重ねると、特殊な能力をもつアップグレードパーツに変化。カスタマイズ次第で、遠距離攻撃可能な銃火器や、防御用のシールドなども作り出せるそうだ。またモマは、時間を制御する「ビオトープジャマー」を所持している。具体的には、モマが動きを止めていると、敵の動きも停止する。本作では時間制御能力によって状況をじっくり見極めながら、組み上げた武装で敵と戦うわけだ。

武装には耐久度があり、戦いの中で破損すると修復中は無防備になってしまう。そのため、耐久度にも気を配る必要があるそうだ。またゲームプレイの中では、ショップからパーツや特殊能力付きのレリックが入手可能。地下世界では物々交換が基本となっており、交渉次第ではいい条件でアイテムが手に入るそうだ。

本作は、Pop氏が代表を務めるゲーム開発サークル「Cyber Space Biotope(仮想空間的生物生息領域)」が手がけている。同氏の過去作としては、『聖剣サバイバル』『魔王のダンジョン』『弓矢バトルオンライン』などをスマートフォン向けにリリースしてきた。2024年のポストによれば、本作ではPop氏がディレクション/プログラム/ストーリーを担当。つれづれみぞれ(金子めぐり)氏がアート/世界観監修/ストーリー、Katto氏が音楽を担当しているそうだ。2025年8月のポストによれば、8月時点で開発はラストスパート。本作はシナリオ/ゲームシステムの双方に力を淹れているものの、片方だけ遊びたいプレイヤーでも快適に遊べる仕組みが組み込まれているそうだ。

今回はそんな本作の体験版が公開された。公開された体験版では、本編内に収録される3ルートから、最初にプレイするαルートが最後までプレイ可能。基本的なゲームシステムに加えて、選択によってエンディングが分岐するマルチエンディングや、予想を覆すクライマックスも用意されているそうだ。本作では、αルート以外に、世界線の異なるβルートおよびγルートも存在しているが、体験版では3ルートのうち1本が最後まで遊べるわけだ。体験版のセーブデータは、製品版へ引き継ぎ可能。本作ではそれぞれの世界線が絡み合い、プレイヤーの決断はほかの世界線にも影響を及ぼすそうだ。

また関連情報としては、本作は一般向けには9月27日より開催予定の「東京ゲームショウ2025」に試遊出展予定。会場で遊ぶと、A3サイズのミニポスターがもらえるという。9月28日13時からは、スペシャルステージイベントもおこなわれるそうだ。

『Million Depth』はPC(Steam)向けに、11月12日発売予定。体験版は、Steamにて配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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