化け物見極めホラー『No, I’m not a Human』さっそく人気爆発中。来客は人間か「擬態した化け物」か、終末世界疑心暗鬼ホラー

CRITICAL REFLEXは9月16日、Trioskazが手がける『No, I'm not a Human』を配信した。本作はホラーアドベンチャーゲームとしてさっそく好調なスタートを切っている。

パブリッシャーのCRITICAL REFLEXは9月16日、Trioskazが手がける『No, I’m not a Human』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく多くのプレイヤーを集める好調なスタートを切っている。

『No, I’m not a Human』はホラーアドベンチャーゲームだ。本作の舞台となる世界ではある日突然、「来訪者」という脅威が襲来した。来訪者は人間に擬態し、孤立している人間を襲う。プレイヤーは家に訪れる客を迎え入れつつ、客が来訪者か人間かを見極めていくことになる。

本作の世界では太陽が異常に活発化しており、日中は外出不可能な灼熱地獄となっている。そうした世界で暮らす主人公の家のもとには、夜ごとに避難所を求める客が訪れる。孤独に暮らしている者は「来訪者」に襲われるため、客を迎え入れるのは生存のために不可欠である。しかし客のなかには、人間に擬態した来訪者が紛れ込んでいる。来訪者が家に入り込むと、夜ごとに人間が殺されていく。

社会活動はマヒしつつあるがテレビの報道は続いており、毎日来訪者について情報を仕入れることが可能。来訪者の見分け方についての報道もおこなわれ、たとえば真っ白な歯や汚れた爪など、来訪者の特徴とされる情報が次第に集まっていく。こうした情報をもとに迎え入れた客を検査し、紛れ込んでいる来訪者を特定して抹殺するのだ。

そんな『No, I’m not a Human』は本日9月16日にSteamにてリリースされ、たちまち多くのプレイヤーを集めている。同時接続プレイヤー数はピーク時に約8200人を記録(SteamDB)。またユーザーレビューは本稿執筆時点で、約750件中94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。人気・評価ともに好調なスタートを見せているかたちだ。

ユーザーレビューの内容では、本作にただよう独特の空気感が好評を得ている。本作にはいわゆるジャンプスケアのようなシーンはほとんどなく、じっくりとしたテンポでゲームが進む。しかし訪れる客たちの多くは奇妙な言動をし、人間に擬態している化け物かもしれないと不安を煽る。見分ける方法とされる来訪者の特徴も、断定して殺害するにはかなり心もとない、曖昧なものだ。ゲーム全体に疑心暗鬼を誘う雰囲気があり、「じわじわ嫌な気分になれるゲーム」として評価する声が寄せられている。

本作は『Buckshot Roulette』や『Mouthwashing』などを手がける、CRITICAL REFLEXがパブリッシャーを務めている。ユニークなホラーゲームで知られる同社が打ち出す新作ホラーゲームということで、『No, I’m not a Human』もリリース前から注目を集め、デモ版も好評を得ていた。そうした発売前からの期待がそのまま好調なリリースにつながったのだろう。なお本作はPS5/Xbox Series X|S向けにも開発中とのこと。今後の展開も期待される。

『No, I’m not a Human』はPC(Steam)向けに配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。また現在リリース記念セールがおこなわれており、9月30日まで定価の10%オフとなる税込1530円で購入可能だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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