最大10人協力アクション『PICO PARK:Classic Edition』Steamにて有料化、今なら無料。オンライン対応アプデとともに
TECOPARKは9月13日、『PICO PARK:Classic Edition』についてオンライン対応アップデートを配信。約1週間後には有料化される予定だが、現時点では無料でプレイすることで可能だ。

個人デベロッパーのTECOPARKは9月13日、『PICO PARK:Classic Edition』についてオンライン対応アップデートを配信した。合わせて、1週間後に有料化することも発表されている。対応プラットフォームはPC(Steam)でライブラリに追加しておけば、有料化後も無料でプレイすることが可能だ。
『PICO PARK:Classic Edition』は、最大10人による協力マルチプレイ専用の横スクロール型アクションゲームだ。ステージにある鍵を入手して、ゴールにたどり着くことが目的となる。プレイヤーはお互いに自分たちの身体を足場にしたり、仕掛けを解く上で役割分担をしたりと、他者との連携が不可欠だ。そのほか、お互いを紐で引っ張ったり、ボールを弾いたりと、物理演算要素もまじえた多彩なギミックが用意されている。
本作は、後にリリースされた人気作『PICO PARK』および『PICO PARK 2』の原点となる作品だ。後にリリースされた2作品では最大8人のマルチプレイであるところ、本作は最大10人のマルチプレイに対応していることが特徴。しかしながら、当初はオンラインに対応しておらずオフラインローカルのマルチプレイのみであった。
そんな本作に対して、実に9年ぶりとなるアップデートが配信された。アップデートでは2人から10人までのオンラインマルチプレイに対応。見た目も『PICO PARK』および『PICO PARK 2』に合わせられ、Steam inputや60Hz以上のモニタにも対応している。さまざまな環境で遊びやすくなる改善がおこなわれたわけだ。また、本アップデート後「1週間くらいは無料のまま」という有料化も予告されている。
本作は2016年4月に、当初は有料作品としてリリースされていた。一定の評価は受けつつも、ローカルマルチプレイ専用というハードルの高さから、3年間で売上1000本程度だったという(ファミ通)。しかしながら、2020年のコロナ禍を経てオンライン対応としてリリースされた『PICO PARK』が、動画配信者の影響もあり大ヒット。その後にリリースされた『PICO PARK 2』とともに、両作品とも全世界で100万本を突破する売上本数を記録している(関連記事1、関連記事2)。
本作は『PICO PARK』のベースとなった作品であるため、ステージ数は22と少なく、『PICO PARK』とほぼ同じステージもあるという。とはいえ、本作でしか遊べないステージもあり、最大10人プレイというのは本作のみの特徴だ。人気シリーズの原点となった作品をこの機会にプレイするのもいいだろう。
『PICO PARK:Classic Edition』はPC(Steam)にて無料配信中。ライブラリに追加しておけば、有料化後も無料でプレイすることが可能だ。