不具合多発中の『みんなのGOLF WORLD』、修正アプデでキャディの「ファー」がセリフごと削除。“危なくないのにファー”問題、力業解決

バンダイナムコエンターテインメントは9月12日、ゴルフゲーム『みんなのGOLF WORLD』のPC(Steam)版向けに最新アップデートを配信した。

バンダイナムコエンターテインメントは9月12日、ゴルフゲーム『みんなのGOLF WORLD』のPC(Steam)版向けに最新アップデートを配信した。本作では、ユーザーからバグなどの指摘が相次いでおり、これに一部対応する内容となる。

本作は、ゴルフゲーム『みんなのGOLF』シリーズの最新作だ。ソニー・インタラクティブエンタテインメントとのライセンス契約のもと、バンダイナムコから先日9月4日にリリース。開発は、同シリーズを長年手がけてきたクラップハンズではなく、ハイドが担当している。

『みんなのGOLF WORLD』には、シリーズ最多の25体以上のプレイアブルキャラクターが収録され、コースに関してはシリーズで初めて時間の概念が導入。プレイヤーは、1人プレイモードにてさまざまなルールのゲームモードに挑戦したり、ローカル・オンライン最大4人プレイ対応のマルチプレイモードを楽しんだりできる。

本作は、Nintendo Switch/PS5版が9月4日に、PC(Steam)版は9月5日にリリース。ただ、たとえばSteamのユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約650件のうち63%のみが好評とする「賛否両論」ステータスとなるなど厳しい評価を受けた。不評の背景としては、さまざまなバグの存在や操作性の悪さなどが指摘されており、開発元が発売当日に改善を約束する事態となった(関連記事)。

そして今回、PC(Steam)版向けにさっそくアップデートが配信された。内容は以下のとおり。キャディの「ファー」のセリフ(打球が観客方向へ飛んだ際に警告する掛け声)については、特に打球が逸れていないにもかかわらず発声するバグが存在した。

・ワールドツアーの進行不能になる事象の修正
・特定条件でトルネードカップにてOB判定になる事象の修正
・キャディの「ファー」のセリフの削除
・その他いくつかの事象の修正

このほかにも、「特定条件でグリーン上でアンプレヤブル判定になる事象」「特定条件でカップインするとOB判定になる事象」に関しても、原因が判明したものはあわせて修正された。

なお同内容のアップデートは、PS5版向けにも来週前半に配信予定となっている。また、今回の内容以外で確認されている現象についても、引き続き修正・調整を進めていくとのことである。

一方Nintendo Switch版に関しては、「ジャストインパクトの調整」と「ショット決定時にズレる感覚の緩和」をおこなうアップデートが来週配信予定である。Nintendo Switch版では、フレームレートの上限が30fpsという仕様もあってか、ショット時のタイミングを合わせづらいといった指摘があり、優先的に対応されることになったようだ。

『みんなのGOLF WORLD』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS5向けに配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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