借金にあえぐレストラン経営RPG『The Hearth and Harbour』発表。“ターン制タクティカル接客”で店を切り盛り、仕事終わりは街で自由に

パブリッシャーのFellow Travellerは9月11日、デベロッパーのSaltstone Studiosが手がける『The Hearth and Harbour』を発表した。

パブリッシャーのFellow Travellerは9月11日、デベロッパーのSaltstone Studiosが手がける『The Hearth and Harbour』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、近日リリース予定だ。

『The Hearth and Harbour』は、さびれたレストランを再興する経営RPGだ。舞台となるのは、荒廃した港町Lewthport。主人公は、戦争の兆しが見える祖国を離れ、流れ着いたこの町で新たな生活を始める。そこで主人公は、かつては栄えていたレストラン「The Silver Spoon」のオーナーとして、経営を立て直していくことになる。

古びたレストランを復活させるには、まず内装の改善が欠かせない。レストランの店内は、テーブルや椅子などのインテリアや装飾を自由に配置して、コーディネートすることが可能だ。また、メニューの監修も大切な仕事である。本作では提供する料理の種類によって、店の客層が変化。地元の労働者たちが気軽に立ち寄れる安価な酒場から、上流階級が集う高級レストランまで、店の方向性はプレイヤー次第だ。ターゲット層を意識した、戦略的なメニュー設定が求められるだろう。さらに作成したメニューによって、登場するキャラクターやストーリー展開が変化するとのこと。

料理に必要な食材は、プレイヤー自身で調達する必要がある。そのためには市場に足を運び、商人たちと交流して信頼関係を築いていくことが重要だ。特定の商人と親しくなることによって、入手できる食材や作れるメニューが広がっていくという。

レストランが開店すると、ゲームはターンベースの進行に切り替わる。プレイヤーはターンごとに行動を選択し、お客を席に案内したり、注文を取ったり、料理を提供したりといった一連の業務をおこなうことになる。丁寧なサービスでお客を満足させることができれば、店の評判は上がり、収益につながる。得られた収益で、このレストランが抱える借金の返済をすることも大事な使命のひとつだ。また経営を進めることで、接客や運営に役出つパークスキルを獲得することもできるようだ。そうして少しずつ、レストランを盛り上げていくのである。

お店の営業時間外では、港町Lewthportを自由に探索することが可能。町の住民に話しかけたり、仕事終わりにパブで一杯ひっかけたり、気ままな猫と戯れたりと、過ごし方はさまざまだ。こうして町とのつながりを深めることで、この地域に根を張っていくことが本作の目標となる。

本作を手がけるSaltstone Studiosは、北アイルランドに拠点を置くデベロッパーだ。過去作としては、極寒サバイバルADV『The Pale Beyond』をリリース。同作は本稿執筆時点のSteamユーザーレビューにおいて、約1600件中90%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作『The Hearth and Harbour』は、そんな前作と同じ世界の異なる舞台で物語が繰り広げられるという。また、前作において高く評価されているリソース管理のシステムは、本作の経営要素にも活かされることだろう。

『The Hearth and Harbour』はPC(Steam)向けにリリース予定だ。

Niki Jinnouchi
Niki Jinnouchi

RPGやシミュレーションゲームをよく遊びます。一人でまったりプレイするのが好きです。

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