クローン少女ローグライト『9th Sentinel Sisters』突然の正式リリース。「約2年」の沈黙を破り、アップデートとともに帰還
Live Wireは9月11日、『9th Sentinel Sisters』を正式リリースした。

Live Wireは9月11日、『9th Sentinel Sisters』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内表示は日本語に対応。本作は約2年音沙汰がなかったものの、突如アップデートが実施され、正式リリースされたかたちだ。
『9th Sentinel Sisters』はシューティング要素のあるローグライトゲームだ。舞台となるのは、はるか昔隕石が落ちた地球。地球では文明が栄えていたが、埋まっていた隕石からエイリアンとなるブリードが生まれ、星を喰らい尽くした。かつて落ちた隕石は、外来生命体の卵だったのだ。人類は多くを失いながら地下シェルターで反撃の機会をうかがっていた。シェルター「アーク」では人々が戦闘兵器を開発。搭乗型兵器のファーザーと、その兵器に乗る少女型戦闘クローン兵だ。少女とメックは、過酷な戦いに身を投じていく。

本作は左右のスティックで移動と攻撃をおこなういわゆるツインスティック形式となっている。6人のヒーローからプレイキャラクターを選択し、メカに搭乗。迫りくるブリードたちを倒していく。本作には16種類の武器および37種類の強化パーツが実装されており、自分だけのビルドを組むことができる。
本作は2023年10月に早期アクセスで配信されていた作品。高評価メトロイドヴァニア『ENDER LILIES』で知られるLive Wireが開発を手がけている。早期アクセス時点で税込499円という安さにも注目が集まり期待を寄せられていた。しかし早期アクセスでの配信開始後、長らくアップデートや情報が途絶え、一部のユーザーからは開発が終了したのではないかとの懸念も生じていた。

そして本日、本作に向けて約2年ぶりのアップデートが実施された。「Ver1.0.0」として正式リリースを迎えた。Steamニュースには、アップデートが滞ってしまったことへの謝罪とともに、応援を続けてくれたユーザーへの感謝が綴られている。
正式リリースにあたっては、全体のボリュームを拡充。早期アクセス版の内容に加えて、複数の新要素が実装されている。まずは新たなキャラクターとして、ニーナ、テトラ、レイの3名が追加。マップ上の「トーク」のマスにて、キャラクターとの会話イベントが発生するようになるほか、作戦クリア時に使用したキャラクターに応じてエンディングが発生するようになるようだ。
また、ゲームプレイの中で特定の敵を倒すと、アイテムが出現するようになる。武器レベルが一定時間最大になったり、一定時間無敵になったりといった効果のアイテムも存在するという。そして、作戦の最後には強大ブリードと戦うボス戦が追加される。ボスとの再戦が可能となる「VRシミュレーション」も追加されるそうだ。


そのほか、UI・グラフィックの改善や各バトルのバランス調整などがおこなわれているようだ。なお正式リリースにともない、価格は880円に上昇している。しかし早期アクセス配信時点で購入済みのプレイヤーについては、無償でアップデート可能となっている。
『9th Sentinel Sisters』はPC(Steam)向けに配信中。