リラックスドット絵高圧洗浄シム『Pixel Washer』発表。“太陽丸洗い”や“高圧洗浄神経衰弱”など、ユニークなステージが揃う清掃シム

Acclaimは9月11日、Valadriaの手がける『Pixel Washer』を発表。PC(Steam)向けにリリース予定だ。本作は高圧洗浄機でさまざまなものを洗浄していくシミュレーションゲームだ。

パブリッシャーのAcclaimは9月11日、Valadriaの手がける『Pixel Washer』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

本作は、高圧洗浄機を携えた豚がさまざまなものを洗浄するカジュアルなシミュレーションゲームだ。本作ではピクセルアートで描かれた家や列車、カード、宇宙の星々など多種多様なものを洗浄していく。汚れたオブジェクトを片っ端から洗浄していき、ステージをクリアしていく方式となるようだ。また落ち着いた雰囲気のBGMも特徴とのことで、リラックスして遊べる作品とも標榜されている。

公開されたトレイラーを確認する限りでは、ただ洗浄するだけでなく、ステージや洗浄対象にちなんだ遊びも用意されるようだ。たとえばカード(トランプ)を綺麗にする際には、神経衰弱のようなルールが追加。カードのペアを洗浄しても、カードの内容が揃っていなければだんだん汚れが元に戻っていく。洗ったカードの数字やスートを覚えつつ掃除していく必要があるだろう。またドラゴンが登場すると思しきステージでは、洗浄機を射撃武器のように扱う場面も見られる。ドラゴンを綺麗にする“洗浄攻撃”で倒していくのかもしれない。

そして、洗浄機には複数の種類が存在。各種洗浄機は洗浄できる範囲や速度によって特徴づけられているようだ。ゲーム内通貨で交換できるため、ステージクリアや綺麗にしたオブジェクトの数などによって通貨を獲得できるものと思われる。ステージごとに洗浄対象も変わり、それにともない洗浄機の適正も異なるだろう。より効率的な洗浄機を探したり、あるいは一つの洗浄機を使いこなせるように極めてみるのも面白いかもしれない。

本作を手がけるValadriaは、Matt Hackett氏による個人ゲームデベロッパーだ。同氏はアメリカ・カリフォルニア州に拠点を置くゲーム開発者で、モバイル向けに『Werewolf』や『Match Monsters』などといった作品をリリース。またSteamに向けては、2Dアクションゲーム制作シム『Indie Game Sim』やアクションRPG『A Wizard’s Lizard』といった作品をGeoff Blair氏と共に手がけてきた。

このほかMatt Hackett氏は自身のゲーム開発経験をもとに、ゲーム作りの指南書「How to Make a Video Game All By Yourself」を著すなど、多方面に活動する人物でもある。『Pixel Washer』はそんなHackett氏が贈る清掃シムとなるかたちだ。数々の作品を送り出してきた同氏による、落ち着いた雰囲気の洗浄シミュレーションということで、クオリティには期待が寄せられる。

『Pixel Washer』はPC(Steam)向けに開発中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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