不穏モンスター収集RPG『Yami Kids』発表。敗北者は“冥界送り”の闇のゲーム、『ドキモンクエスト』開発元の新作

個人ゲーム開発者Yanako RPGsとGameDevToshは8月26日、モンスター収集RPG『Yami Kids』を発表した。

個人ゲーム開発者Yanako RPGsとGameDevToshは8月26日、モンスター収集RPG『Yami Kids』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で2026年発売予定。9月2日よりKickstarterでのクラウドファンディングも予定されている。

『Yami Kids』は、「鬼(Oni)」を使役するモンスター収集型のRPGだ。主人公となるのは、家族が何者かに殺害された 双子の兄Yuki Yamiと妹Yumi Yami。スラム街で寄り添って生き延びてきた双子の兄妹だったが、ある日ふたりは殺害され冥界に落ちてしまう。しかし、冥界の住人との取引により、鬼を使役する力を手に入れた兄妹は、犯人への復讐を誓って復活。戦いの中で、犯人の背後にいる組織やYami一族が狙われる真相に向き合うこととなる。

ゲームプレイは、レトロなグラフィックの見下ろし視点で進行。洞窟、墓地、神社などで鬼を収集および育成していく。バトルでは1対1や2対2でのターン制コマンドバトルがおこなわれる。80体以上の鬼それぞれに、バトル中1回だけ使える特殊能力があり、バトルに新たな息吹を吹き込む戦闘アイテムも多数用意されているという。

そして本作の特徴となるのは敗北が死につながるシャドウデュエル(Shadow Duels)だ。本作には昼と夜の概念があり、シャドウデュエルは夜にのみ発生。この世界での鬼は危険な存在であり、シャドウデュエルに負けた場合はプレイヤーは死んでしまう。しかし、主人公は死んでも冥界を探索することができ、冥界の住人と再び取引することで復活可能だ。冥界にしかないアイテムも存在するため、時にはあえて負けることも必要になるのかもしれない。また、復讐対象となる組織のメンバーは、シャドウデュエルに勝利して闇に葬っていくことになりそうだ。

そのほか、難易度設定や戦闘スピードの変更機能、鬼が死ぬと永久ロストするモードや敗北するとセーブデータも削除されるスーパーハードモードなどが実装予定。ゲーム開始時には、登場する鬼が異なる2つのバージョンを選択することができ、セーブデータ間で鬼のトレードも可能だ。オンラインリーダーボードに記録されるやり込みコンテンツも予定されている。

本作を手がけるのは、個人ゲーム開発者のYanako RPGsことYano氏と、GameDevToshことTosh氏だ。両氏はこれまでにモンスター収集RPG『ドキモンクエスト』や、ゲームエンジン「MonMae(MonTamer Maker)」などの開発で共に活動しており、本作も『ドキモンクエスト』と同様に「MonMae」エンジンで開発しているそうだ。ちなみに、Yano氏は『ドキモンクエスト』のリリースに際して、とあるパブリッシャーの劣悪な体験談を投稿したことでも話題となった人物だ(関連記事

また、本作は現地時間9月2日より、Kickstarterにてクラウドファンディングが実施予定となっている。本作は発表時点では日本語非対応となっているものの、注目度によっては翻訳が実装される可能性もあるため、興味のある方はウィッシュリストへの登録や、クラウドファンディングでの支援をしてみるのもいいだろう。

 『Yami Kids』はPC(Steam)向けに2026年発売予定だ。

Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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