任天堂、映画IP二次利用事業特化の「ニンテンドースターズ」始動。「スーパーマリオ」「ゼルダの伝説」の映画が控えるなかで体制強化
任天堂は8月27日、株式会社ワープスターの商号を「ニンテンドースターズ株式会社」に変更すると発表。任天堂IPを用いた映画における二次利用事業を担う子会社として事業再編をおこなったことを明かした。

任天堂は8月27日、連結子会社である株式会社ワープスターの商号を「ニンテンドースターズ株式会社」に変更すると発表。任天堂IPを用いた映画における二次利用事業を担う子会社として事業再編をおこなったことを明かした。
任天堂は2023年公開の「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を皮切りに映画事業にも裾野を広げており、同作の続編が2026年4月3日に公開予定。また2027年5月7日には『ゼルダの伝説』の実写映画が劇場公開予定となっている。
そして任天堂には、そうした映画のキャラクターや世界観を、企画開発やライセンスなどを通じてライブイベント・商品といった多様な形で応用展開する二次利用事業を強化する方針があるという。これまで『星のカービィ』シリーズの二次利用事業を担っていたワープスターがこのたび商号を「ニンテンドースターズ株式会社」に変更。同シリーズの二次利用事業を継続しつつ、映画におけるさまざまな二次利用事業の実施・許諾をグローバルにおこなっていくという。
任天堂といえば近年、国内外のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ」にてスーパー・ニンテンドー・ワールドを展開するなど、ゲーム以外の領域でIP活用を広げている。今回の再編はそのうち映画を起点とした周辺展開に特化した体制強化とみられ、映画由来の二次利用事業をニンテンドースターズに役割分担するわけだろう。