『League of Legends』のWASD移動操作、次パッチでさっそくベータ環境向けに実装へ。ただし“ヴィエゴで使ったらダメ”など、まだまだテスト段階
LoL開発チームは8月26日、次回アップデートでWASD操作をベータ環境向けに導入すると発表。以前より導入が伝えられていた機能がベータ向けにさっそくリリースされるかたちだ。

『League of Legends』(以下、LoL)開発チームは8月26日、次回アップデートにてキーボードによるWASD操作をPBE(パブリックベータ環境)に導入すると発表した。以前に導入発表がおこなわれていた機能だが、さっそくリリース日が明かされたかたちだ。
現在、『LoL』では基本的に移動はマウスでおこなう。対象地点を右クリックすることでプレイヤーキャラはその地点までの最短距離を移動する。移動中に再びクリックすれば、再クリック地点に向け、同様に最短距離を歩く。このクリックを繰り返すことで自在に移動しつつ、通常攻撃をしたり、QWERキーでスキルを放ったりするわけだ。
ところが8月12日に公開された本作開発者によるメッセージ動画「Dev Update」では、「右クリック移動」によってかねてより、初心者や復帰者が操作習得に苦戦していると伝えられた。そのため、WASDキーによる移動をオプションとして導入することとなったとしている。FPSや一人称視点のアクションゲームなどでも用いられている操作体系も選べるようになることで、操作面へのハードルを下げたい狙いだろう。
今回League of Legends Dev TeamはX(旧Twitter)にて、WASD操作オプションが現地時間8月26日よりPBE(パブリックベータ環境)で公開されると発表。通例では隔週水曜日の早朝にパッチが配信されるため、国内向けには8月27日のパッチ25.17の配信とともに使用可能となるだろう。
なおすでにRedditでは開発者によりフィードバック用のスレッドが立てられている。チームによればPBEで使用するにあたってWASD機能はまだ非常に実験的な状態(a highly experimental state)にあるとのことで、いくつか注意点なども展開されている。たとえばヴィエゴはWASD操作で用いないように案内されている。パッシブスキル「王の支配」を使用したあと、スキルがチャージされない不具合があるという。また自動攻撃設定がオンのままだと、ミニオンとぶつかったときに意図しない攻撃が発生することがある、としている。
先日の「Dev Update」では、WASD操作は長期間にわたってPBEにて実装される予定と伝えられていた。加えてWASD操作と右クリック操作の違いによるキャラコントロールの難易度差にも言及されており、慎重な検討と調整を重ねたい思惑もうかがえる。一方で、課題やバグなどは抱えた状態ながらも、出来る限り早くWASD操作をユーザーに届けたいとも述べられており、このたびさっそくのテスト実装となるかたち。興味のある人は、PBEからWASD操作オプションを試してみるのもいいだろう。
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