初代『ドラクエ』風“ランダム世界”RPG『Splintered』、アプデでついに日本語実装。正式リリース前最後のセールも実施中、今ならワンコイン

dotMake Studiosは8月26日、ランダマイズRPG『Splintered』についてアップデートを配信。日本語表示に対応している。日本語対応を記念して、セールも実施されている。

個人デベロッパーのdotMake Studiosは8月26日、ランダマイズRPG『Splintered』について日本語対応のアップデートを配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。10月の正式リリースに先立って、9月には価格改定による値上げも予定されている。

『Splintered』は、初代『ドラゴンクエスト』にインスパイアされたランダマイズRPGだ。魔物の襲撃により国王は命を落とし、奪われた聖なる秘宝を取り戻すために、伝説の騎士の子であるプレイヤーは旅立つこととなる。見下ろし視点のレトロスタイルなグラフィックで表現された世界を冒険し、1対1のターン制コマンドバトルをおこない、ついに黒幕を撃破したとき、世界は時が戻り「分断(Splintering)」されてしまう。プレイヤーは分断された世界で再び旅立ち、真相を解き明かし、最終決戦へと挑むのだ。

本作の最大の特徴は、世界がランダム生成されることだ。本作はチャプター制となっており、チャプター1ではベースとなる世界で初代『ドラゴンクエスト』風の展開やバトルが繰り広げられ、特定のクエストをクリアするとチャプター2が始まり、世界がランダム生成される。フィールド構造、街やアイテムの配置、そして敵も特性や技をシャッフルされて登場。スタート直後から後半の強敵が出てくるなど、予測不可能な世界を再び冒険するわけだ。世界は何度もランダム生成され、謎と秘密に満ちたストーリーも展開されていく。

戦闘では、1対1のクラシカルなターン制コマンドバトルを採用。プレイヤーは9種類の職業系統を選択でき、レベルが上がると9種類の基本呪文を習得可能だ。呪文の効果は装備品により強化できるほか、装備品それぞれを使い続けることで4つの「わざ」が解放されていく。さらに、同種の敵を倒すことでさまざまなパッシブスキル「さいのう」を習得する。職業、わざ、さいのうを組み合わせて、強力なビルドを構築することもできるだろう。

本作はSteamにて今年3月22日より早期アクセスとして配信開始。当初は英語のみでチャプター2までが実装されており、これまでのアップデートでチャプター3の実装や新たなゲームモードなどが追加されてきた。Steamユーザーレビューは134件のうち、96%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。初代『ドラゴンクエスト』を踏襲しながらも、わざやさいのうなど現代的なシステムで快適にプレイできる点や、ランダマイズにより新鮮な周回ができる要素などが高く評価されている。

そして8月26日のアップデートv0.9にて、ついに日本語が実装された。日本からのウィッシュリスト登録数など注目を集めていたことから日本語対応を決意。『ダンジョンクロウラー幸運ウサギと魔法の爪』や『鳥類弁護士の事件簿』など、数々のゲームの日本語対応を担当したMatsurika Gamesの協力により実現に至ったとのことだ。ひらがな中心で構成されたテキスト、空白で区切られた文節、味わい深い言い回しなど、初代『ドラゴンクエスト』風の世界をさらに楽しめそうだ。

また、日本語対応を記念して9月2日まで定価20%オフのセールも開催中。本作は10月にバージョン1.0として正式リリースが予定されており、同時にチャプター4とチャプター5が実装される大型アップデートも実施される見込みだ。正式リリースに先立って、9月すぐに値上げも予定されている。値上げ前の最後のセールとなる見込みのため、興味のある方はセール中に購入する方がいいだろう。

『Splintered』はPC(Steam)にて配信中。日本語対応記念として、9月2日まで20%オフとなる464円で購入可能だ。

Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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