『星のドラゴンクエスト』今年10月31日にサービス終了へ、『FFBE』と共に。どちらも10周年の節目に
スクウェア・エニックスは8月25日、『星のドラゴンクエスト』を2025年10月31日にサービス終了すると告知した。あわせて本日には、『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS』が同日にサービス終了となることも告知されている。

スクウェア・エニックスは8月25日、『星のドラゴンクエスト』を2025年10月31日にサービス終了すると告知した。同作は2015年10月にサービス開始。開発環境の複雑化もあり、今回10年の歴史に幕を下ろすこととなったようだ。
『星のドラゴンクエスト』は、星型マップを自由に拡大縮小しながら星をまるごと探索できる、『ドラゴンクエスト』シリーズのスマートフォン向け作品である。同作でプレイヤーは、プレイヤーキャラクターなどを成長させながら、星の危機へと立ち向かっていく。リリース時点の要素としては、最大4人でのマルチプレイに対応。キャラクターの髪型や顔のカスタマイズ、着せ替え、スタンプを使ったコミュニケーションなども可能となっていた。
同作は2015年10月15日に、ブルリア星全体を冒険する星丸ごと探索RPGとしてサービス開始されている。リリース直後の2015年10月19日には200万ダウンロード、2016年5月には1000万ダウンロード、2022年10月には2500万ダウンロードを突破。アップデートによってゲーム内容も拡大し、探索範囲はブルリア星から、銀河全体へと広がっていた。まもなく10周年を迎えるが、今回サービス終了が決定となったようだ。

プロデューサーレターによると、本作では2022年の7周年を機にプロデューサーを交代したあと、「プレイヤーのみなさまの交流の場である本作を可能な限り維持すること」が至上命題とされてきた。しかし制作・開発環境が複雑化。今後プレイヤーに満足してもらえるサービスの提供は難しいとして、今回サービス終了が決定となったようだ。本作には多数のコンテンツやスキル、装備品などが存在している。一方でゲームプログラムは膨大な機能の集合体である。運営の中で、多種要素の制御やバランス調整しつつ、不具合なく制作を終える難度は徐々に高まっていったのだという。運営・制作チームとしては、常に効率化に尽力していたものの、いよいよプレイヤーに影響を及ぼさずに運営を続けるのは難しくなったそうだ。
サービス終了は告知されたものの、本作では10周年を節目としてすべての物語を描き切るのだという。実施予定の最後のシナリオイベントでは、かつてのボスたちが再登場。魔星神たちとの物語も完結予定となっている。ただ終わるだけではなく、10周年のフィナーレに相応しい幕切れとなるべく、さまざまなキャンペーンもおこなわれるそうだ。
『星のドラゴンクエスト』は、2025年10月31日12時にサービス終了予定。なお本日には、同じくスクウェア・エニックスが運営を10年間続けてきた『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS』も、10月31日12時のサービス終了が告知されている。