『Stardew Valley』開発者、「他ゲームとのコラボではお金は貰っていない」と発言。コラボで儲けるより、ファンをただ喜ばせたい
『Stardew Valley』を手がけるEric Barone氏は、同作と他ゲームタイトルとのコラボについて、「コラボでお金は貰ったことがない」と発言。またコラボをマネタイズに用いるつもりはないとの姿勢も明らかにした。

『Stardew Valley』を手がけるEric Barone氏は8月21日、自身のXアカウントにて、『Stardew Valley』と他タイトルとのコラボについて言及。同氏によれば他タイトルとのコラボにおいて、金銭のやり取りは発生しておらず、お金を受け取ったことはないとのことだ。
『Stardew Valley』は、Eric Barone氏によるスタジオConcernedApeが手がける牧場経営シミュレーションゲームだ。本作は2016年2月27日にPC向けに配信され、のちにPS4/Xbox One/Nintendo Switch/モバイル向けにもリリースされた。本作は、都会での仕事暮らしにうんざりした主人公は、自然豊かな「スタデューバレー」に祖父が遺したという牧場を訪れる。しかし牧場は荒れ果て、村はさびれていた。プレイヤーはこの土地を復興するため、農業・採掘・釣り・交流・ダンジョン探索などの要素をこなしつつ、牧場主として暮らしていく。
そんな本作について、8月20日、オープンワールド着せ替えアドベンチャーゲーム『インフィニティニキ』とのコラボが発表された。『インフィニティニキ』に向けて9月2日に配信されるVer.1.9パッチにて実装される見込みだ。コラボ内容の詳細は現時点で不明。とはいえ公式Xアカウントでは畑仕事について語られており、『Stardew Valley』における農場経営要素が『インフィニティニキ』風にアレンジされるのかもしれない。
このコラボ発表に関連してか、本作を手がけたConcernedApe ことEric Barone氏はX上で『Stardew Valley』と他ゲームタイトルとのコラボについて言及した。『Stardew Valley』については、『インフィニティニキ』のほかにも『Balatro』や『テラリア』などともコラボがおこなわれてきた。『Balatro』では、ダイヤの絵札向けのスキンとして、『Stardew Valley』をモチーフにしたイラストが追加。そのほか『テラリア』とのコラボについては、同作に登場したアイテムが『Stardew Valley』にも登場。『テラリア』にも、『Stardew Valley』におけるアイテム「Jojaコーラ」などが登場していた。これらはすべて、無料アップデートとして展開されている。
Barone氏によれば、こうしたコラボでは一切お金を受け取っていないという。同氏は、純粋にそのタイトルのファンであったか、あるいは当該ゲームのプレイヤーが楽しんでくれると思ったからコラボしているだけ、としてあくまでもファン目線を第一とする立場を示した。それでもお金を受け取った方が良いのではとするユーザーの意見が寄せられたものの、Barone氏は『Stardew Valley』の売上で十分にお金を稼いだと述べ、コラボでお金を取ろうとするつもりはないとの意思を明らかにした。
ちなみにBarone氏は、『Stardew Valley』本編のアップデートについても“生涯無料宣言”をおこなっていた(関連記事)。同氏はDLCや追加アップデートにおいて、有料のコンテンツを追加する予定はないと明確に断言しており、同氏のモットーとして、ゲーム本編以外ではお金を取らないと決めているのかもしれない。
『Stardew Valley』はPC(Steam/GOG.com/Microsoft Store) /Xbox One/Nintendo Switch/iOS/Android向けに配信中。また『インフィニティニキ』は、PC(Windows/Steam/Epic Gameストア)/PS5/Android/iOS向けに基本プレイ無料で配信中。