中国超人気RPGシリーズ最新作『Swords of Legends』正式発表。妖怪を捕まえ迷える魂を救う、古代中国風ファンタジーアクション
パブリッシャーのWangyuan Shengtangは8月17日、Aurogon Shanghaiが手がけるアクションRPG『Swords of Legends』を正式発表した。対応プラットフォームはPCおよびコンソール。

パブリッシャーのWangyuan Shengtangは8月17日、Aurogon Shanghaiが手がけるアクションRPG『Swords of Legends』を正式発表した。対応プラットフォームはPCおよびコンソール。
本作は古代中国風の世界を舞台にしたファンタジーRPGシリーズ、『古剣奇譚』の最新作だ。主人公となるのは、現世と冥界を行き来できる「地界司判」とよばれる存在。プレイヤーは迷える魂を導くため、冒険に出ることになるという。

本作のゲームプレイは、シネマティックな演出を備えたメインストーリーが主軸になるという。サイドクエストや探索要素も用意されるが、完全なオープンワールドのゲームではないとのこと。寄り道もできる一本道のゲーム、という構造に近い作品になるそうだ。いわゆるソウルライクゲームではないため、戦闘の難易度もそれほど厳しくなく、幅広いプレイヤーが楽しめる作品になるという。
そんな『Swords of Legends』では、「魂の捕獲」がストーリー・ゲームプレイの双方で重要な要素になるとのこと。プレイヤーはモンスターを捕まえて戦闘中に召喚し、バトルの手助けをさせることができるそうだ。登場するモンスターは、中国の伝承や仏教に由来する妖怪となる模様。牛頭と馬頭のように特定の組み合わせでモンスターを召喚すると、コンボ攻撃が発生することもあるという。
そしてストーリーにおいては、さまざまな迷える魂を導いていくことになるそうだ。魂はそれぞれの事情のもとに深い未練を抱いており、冥界に向かうことができなくなっているという。プレイヤーは魂たちの現世への執着を解消させ、あの世へ旅立つ手助けをしていくことになるようだ。生と死にまつわるいくつもの物語が展開されるのだろう。

本作を手がけるAurogon Shanghai(上海烛龙)は中国・上海に拠点を置くデベロッパーだ。『古剣奇譚』シリーズの開発元として知られている。同シリーズの現時点の最新作、『古剣奇譚 ~星夜に謡い継ぐ万世の夢~』はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約4万件中85%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。シリーズの累計販売本数は600万本を突破しているという人気シリーズだ。また実写ドラマ化もされており、中国での視聴者数は1億人を超えるなど、ゲームに留まらない人気を有するシリーズでもある。
本作『Swords of Legends』は、そんな『古剣奇譚』シリーズの最新作となる。いわゆる外伝やスピンオフではなく、正当な続編という位置づけとのこと。『古剣奇譚』シリーズは2021年に『古剣奇譚IV』が開発中であることが明かされていたが、それからしばらく音沙汰がない状態が続いていた。発表によると高品質な作品を目指すため、Unreal Engine 5の学習を進めるなど、これまで技術的な検討をおこなっていたそうだ。そうして今回『Swords of Legends』として正式発表されたかたちである。

『Swords of Legends』はPC/コンソール向けにリリース予定だ。配信時期は現時点で未定。