『Bastion』『Transistor』を手がけたSupergiant Gamesが新作『Pyre』の対戦モードを紹介

日本時間12月4日午前3時より開催された「PlayStation Experience 2016」のカンファレンスにて、『Pyre』の最新トレイラーが公開された。『Pyre』は『Bastion』『Transistor』を手がけたSupergiant GamesによるパーティベースのRPGゲームである。

日本時間12月4日午前3時より開催された「PlayStation Experience 2016」のカンファレンスにて、『Pyre』の最新トレイラーが公開された。『Pyre』は『Bastion』『Transistor』を手がけたSupergiant GamesによるパーティベースのRPGゲームである。同スタジオはこれまでシングルプレイモード専用の作品を手がけてきたが、本作ではマルチプレイモードも用意されている。Supergiant Gamesの特色ともいえる俳優Logan Cunningham氏によるナレーションは健在である。

『Pyre』の主人公は祖国を追放された放浪者で、仮面を被った放浪者たちと共に神秘的な世界を旅することになる。道中で出くわす他の放浪者との戦闘は避けられず、自由を勝ち取るためにも戦い抜かねばならない。放浪者たちの物語は道中の選択次第で枝分かれし、ダイナミックに変化する。苦難の道を歩みつつも免罪を求め、祖国への帰還を目指すのだ。

開発陣は『Transistor』のようにアクション性と戦略性を兼ね備えた戦闘システムを目指している。だが本作ではマルチプレイも用意されていることから、シングルプレイとマルチプレイの両方で成立するバトルシステムを構築しなければならない。この点、Supergiant GamesのGreg Kasavin氏は、PlayStation.Blogで「マルチプレイには十分なポテンシャルがあるのですが、追求するからには、シングルプレイの狙いを犠牲にせずに実現できるという確信が必要だった」と語っている。現在マルチプレイの開発が進んでいるということは、確信を得たということだろう。

今回公開されたのは1v1の対戦モードだ。各プレイヤーのパーティは3人の放浪者から成り立つ。同時に操作できるのは1体のみだが、いつでも操作キャラクターを入れ替えることができる。放浪者にはそれぞれユニークなアビリティとステータスが備わっており、彼らの組み合わせによって戦略も変わってくる。両プレイヤーの目的は、相手プレイヤーの陣地にある聖火を消すこと。火を消すには、ステージ上に落とされる「神聖なるオーブ」を手に取り、火の中に飛び込む、またはオーブを投げ込むことになる。

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Supergiant Gamesは小規模なスタジオということもあり、ローカル対戦の実装は確定しているものの、オンライン対戦については検討段階とのこと。『Pyre』のリリース時期は2017年。PlayStation 4/PC向けに開発中であり、Steamページはすでにオープンしている。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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