開発者が「娘の絵」で作ったオープンワールド『Odd Dorable』9月3日リリースへ。“娘の無茶ぶりアイデア”全部乗せゲーム
Artur Latkovsky氏は8月11日、『Odd Dorable』を9月4日にリリースすると発表。本作は開発者の娘の絵がもととなった探索ゲームだ。

個人ゲーム開発者のArtur Latkovsky氏は8月11日、『Odd Dorable』を9月3日にリリースすると発表した。国内向けには時差の都合で9月4日の配信開始となる。本作はPC(Steam)向けにリリース予定だ。
『Odd Dorable』はオープンワールドを探索するパズルゲームだ。本作でプレイヤーは、プリンセスがなくした6つのキャンディーをすべて見つけることとなる。キャンディー探しにおいては、さまざまな場所でパズルを解いたり、個性的なキャラに会ったりしつつ、見つけていくことになるようだ。
本作に登場するキャラクターや背景の木々など、全体的に子供のお絵かきのような雰囲気も感じられる。それもそのはず、本作のデザインのもとになったのは、開発者Artur Latkovsky氏の、4歳になる娘が描いた絵であるとRedditにて明かされている。なお親子でキャラクターのボイスも担当しているようだ。
制作過程においては、娘がゲームに面白いものを追加してほしいとお願いをしてくることもあったという。そうした要求には出来るだけ応え、ゲームにさまざまなものを追加したとのこと。たとえば「バースデーケーキ釣り」などのような、面白い奇抜なアイデアが次々“実装案”として提案されていたようだ。
もともと娘に向けた個人的なゲームとして開発がスタートしたという本作。Latkovsky氏は本作の制作途中の映像を今年4月にRedditにて公開すると、たちまち注目されることに。本稿執筆時点では137件のコメント、2633件のupvoteを集め、Steamのウィッシュリストも公開から1か月で3000件に到達したと伝えられている。

Latkovsky氏によれば、本作はプレイの途中で“満腹感”を感じることなく遊べるとしている。プレイヤーのお金と時間を尊重しているといい、プレイ時間は30分から1時間を想定しているようだ。そのうえ、視覚的なストーリーテリングを採用しており、言葉を知らなくても十分に楽しめると謳われている。英語のみの対応となっているものの、日本語圏のプレイヤーも問題なくプレイし、楽しむことができそうだ。
ちなみに、4歳の“アーティスト”の報酬については、アーティスト本人の希望により、キャンディーでの支払いとなるようだ。
『Odd Dorable』はPC(Steam)向けに9月3日リリース予定だ。