“すべてがデカい”茶道ゲーム『超茶道』爆誕。デカい茶筅をぶん回し「億利休」を目指す、ハイパー侘び寂びエクササイズ

ゾウノアシゲームズは8月1日、『超茶道』を発表した。本作はからだ全体を使って茶道を嗜むゲームだ。

ゾウノアシゲームズは8月1日、『超茶道』を発表した。本作は専用の大型コントローラーを用いたゲーム。8月3日に東京・浜松町で開催されるインディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン9」にて展示予定だ。

『超茶道』はからだ全体を使って茶道を嗜み、ハイスコアを目指すゲームだ。コントローラーとして用いるのは、茶碗に見立てたビニールプールと、茶筅に見立てた大きな筒。ゲームは2つのフェーズに分かれており、まずは10秒間で茶筅を全力で振り回すことで「侘び」の得点を、そして続く10秒間では茶碗を高速で回転させて「寂び」を稼ぐ。「侘び」と「寂び」の得点を合計した値が最終スコアとなり、見事1億を超えるスコアを叩き出せば「億利休」の称号を獲得することができる。

本作の開発を手がけたのは、ゾウノアシゲームズとして活動するインディー開発者のトモぞヴP氏だ。同氏は『スゴイツヨイトウフ』『ケツバトラー』といったタイトルを制作してきたほか、フリーゲーム共有サイトunityroomにて多数の作品を公開。代表作としては、新内閣を発足させるゲーム『The 内閣』などが存在する。同作は階段上に閣僚をぶつからないようきれいに並べることができればクリア、失敗すれば総辞職というゲーム。同氏は自身が作る作品を「シンプル・パワー・ゲーム」と呼称しており、さまざまな表現を極端に誇張した作風が特徴だ。

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そんな同氏の新作となる『超茶道』も、過去作に負けず劣らずのシュール具合。16世紀に活躍した茶人・千利休の名前になぞらえて、彼をも超えた「万利休」、さらには「億利休」に到達することを目指すというかなり突飛なコンセプトだ。体力を要する“ハードコア”な作品に仕上がっている模様。筆者としては、「億利休」をさらに上回る「兆利休」が存在するのかどうか気になって仕方がない。なお、PVに出演し気迫に満ちたプレイングを見せたのは、トモぞヴP氏の同僚のゆうもや氏とのこと。激しく燃え上がる同氏の茶道の精神は必見だ。

ところで、8月3日に東京・都立産業貿易センター浜松町館で開催されるインディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン9」にて、本作が展示予定。実際に遊ぶことができるとのことで、興味のある方はぜひ会場に足を運び、億利休を目指してみてはいかがだろうか。同イベントの入場にはチケットが必要で、一般チケットは1000円で販売中(ビジネスチケットは2000円)。詳細は公式サイトを確認されたい。

『超茶道』は8月3日、「東京ゲームダンジョン9」4F 4K-9にて展示予定。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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