美少女カードRPG『デスティニー・コード』発表。18禁美少女ADVから「RPG」に生まれ変わる異色作
aNCHORは7月30日、『Destiny Code (デスティニー・コード)』を発表した。失われた文明の遺産をめぐる戦いや陰謀が描かれる、美少女×カードバトルRPGだ。

株式会社aNCHORは7月30日、『Destiny Code (デスティニー・コード)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)で、2025年に早期アクセス配信開始予定。発表にあわせて、各ストアページが公開されている。なお本作はProject.L.Aが開発中。aNCHORはパブリッシングを担当する。
『Destiny Code』は、失われた文明の遺産をめぐる美少女たちの戦いや陰謀が描かれる、美少女×カードバトルRPGである。本作の舞台は失われた文明の遺産や、そうしたオーバーテクノロジーを管理する公的機関「先史文明中央情報管理局」が存在する世界だ。本作では、元少年傭兵のハルト・グランセルが先史文明中央情報管理局のエージェントとして、同組織の教務機関「アカデミー」に潜入。ワケありの少女たちを指導しながら、管理局から与えられた任務を遂行することになる。
キャラクターとしては、明るく可愛いものが好きな少女アキナ、プライドの高い元貴族の少女エリーゼ、とても活動的な少女ランなど、6人以上の美少女キャラクターが登場する。ストーリーの中では、「グリムフォージ」の発見および回収任務をきっかけに、巨大な陰謀も展開。失われた文明の遺産をめぐる戦いが、美少女キャラクターたちとの学園生活などと共に繰り広げられる。


主人公や美少女キャラクターたちの戦いは、カードバトルとして展開される。ストアページによると、仲間たちの個性や技が反映された専用カードが用意されているとのこと。各キャラクターのカードを活用して、勝利を目指していくのだろう。要素としては、本作では戦闘中の行動によって、新たなカードが手札に加わるという。今のバトルでの最善の行動を選ぶか、次の戦いに向けた準備を進めるか。バトル中のデッキ構築が、重要になるようだ。
システム面では、アーティファクトによってキャラクターの強化が可能。アーティファクトの合成では、アビリティの継承ができるそうだ。またメインストーリーでは、美少女たちとの学園生活などが展開。プレミアムイベントでは、少女たちとの距離が縮まる瞬間などが描かれるようだ。


本作は、Project.L.Aが開発している。Project.L.AのCi-enによれば、本作はProject.L.Aが企画・プロデュースした美少女ゲーム『聖鍵遣いの命題』がベースとなっているそうだ。同作は2016年にUnicoЯnより発売された古代文明の謎に挑む18禁の学園活劇ADV。記事執筆時点では、美少女ゲームやADVを中心にユーザーの評価が集まるサイト「ErogameScape -エロゲー批評空間-」にて、データ数102により中央値60/平均値57点を獲得。世界観や設定などに対する好意的な意見もあるものの、ユーザーからあまり高い評価は得られなかったようだ。
Project.L.AのCi-enによれば『聖鍵遣いの命題』に向けては発売後、プレイヤーからRPGで遊びたいという要望が多数あったのだという。そうした意見を受けて、支援を受けながらRPG版として「聖鍵遣いの命題-R・P・G-(仮)」を開発。ADV版で評価されたポイントや、よくなかったところも分析しながら、制作が進められてきた。なお本作ではADV版とは異なり、主人公たちのもつ謎はすべて解明され、RPG用にエピソードを再構成することで集中して遊びやすくなっているという。
今回はストアページ公開にあわせて、「聖鍵遣いの命題-R・P・G-(仮)」として開発されていた作品が、『Destiny Code』として正式発表。株式会社aNCHORから発売されることも明らかとなった。Steamのストアページによると、早期アクセス配信開始時点ではプレイアブルキャラクター7名やチャプター2までのメインストーリーなどがプレイ可能とされている。12か月間の早期アクセス配信をとおして、メインストーリーの追加やサブイベントの追加などが実施。どのキャラクターもちゃんと活躍できるバランスを目指して、プレイヤーのフィードバックをもとにバランスの調整もおこなわれていくそうだ。
『Destiny Code』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに、2025年早期アクセス配信開始予定だ。またストアページ公開にあわせて、ウィッシュリストキャンペーンが開催中。SNS上へのスクリーンショット投稿といった条件を満たすと、抽選でSteamキーなどがもらえるそうだ。