超能力推理ADV『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』Steamにてお披露目。高評価作品『Staffer Case』シリーズ新作、過去に眠る超常の謎を紐解く長編分岐ミステリー
Team Tetrapodは7月15日、『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』のSteamストアページを公開した。『Staffer Case:超能力推理アドベンチャー』の流れをくむ、超能力にまつわる過去の事件を追う推理アドベンチャーゲームだ。

Team Tetrapodは7月15日、『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けに、日本語字幕に対応してリリース予定。「STAFFERシリーズ」の2作目では、マナの過去を辿る旅が30時間以上のボリュームで描かれる。
『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』は、超能力にまつわる過去の事件を追っていく、推理アドベンチャーゲームである。本作の舞台は、全住民の1割が超能力をもつようになった世界。前作の舞台である1960年代のロンドンでは、超能力をもつ道具はステップ、超能力はスキルと呼ばれ、マナ現象管理局が目を光らせていた。
本作の主人公ヴェリタ・レトロは、シチリアでただ与えられた日常を大切に生きる普通の少女だ。彼女にとってマナの引き起こす超常現象は、どこか別世界の話のようだった。しかし本作でヴェリタは、ある偶然から超能力の過去を巡る旅へと巻き込まれる。平穏を願っていた彼女の日常は一変し、無数の選択の岐路へと立たされる。超常現象を引き起こす物質「マナ」の過去や真実が、推理や選択を通して描かれていく。


マナの過去を辿る旅は、推理アドベンチャーゲームとして展開される。プレイヤーは、主人公のヴェリタと一緒に過去の事件に相対。まずは会話や探索を通して情報を集め、超能力に関連する資料や痕跡の跡が残った文書などを組み合わせて、過去の真実へと迫る。プレイヤーと主人公のヴェリタは、共に選択と結論を作り上げるそうだ。ただし本作では、真実を明らかにすることが、幸福に繋がるとは限らない。詳細は不明であるものの、真実を闇に葬ったほうがいいケースも登場するのかもしれない。
また本作では、21名以上のキャラクターが登場。エキストラを含む全キャラクターにSpineアニメーションが用いられており、全員が動く演出と共に物語上で活躍するようだ。プレイ時間は30時間以上。全6エピソードの物語には、推理結果によって変化するエンディングも用意されている。

本作は、韓国のデベロッパーTeam Tetrapodが手がけている。過去作としては、「The Tetrapod Saga」とも称される「Staffer」シリーズを展開。直近ではシリーズのスピンオフとして、『Staffer Reborn』および『Dice Eater:超能力推理カードゲーム』リリースしている。2023年にリリースされたシリーズ1作目『Staffer Case:超能力推理アドベンチャー』では、記事執筆時点で3123件中94%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。同作では2024年に日本語対応を果たし、国内のプレイヤーからもストーリーが高く評価されてきた。
本作『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』はパート2とも称される、「Staffer」シリーズのメイン作品の1本である。公式サイトによると、本作ではフルオリジナルBGMを採用。『Limbus Company』や『メイプルストーリー』などを含め、多数のゲームサウンドに関わってきたStudio EIMがBGMに携わっているという。Spineアニメーションによるキャラクター表現も含めて、演出面の進化によって研ぎ澄まされた超能力ミステリーに期待したい。
『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』はPC(Steam)向けに、日本語対応で発売予定。2025年のリリースが予定されているようだ。