人気コロニー運営シム『RimWorld』新DLC「Odyssey」配信開始で、過去最高の大にぎわい。自作宇宙船で大気圏外サバイバルなど、盛りだくさん大型拡張が大好評

udeon Studiosは7月11日、『RimWorld』の新拡張パックとなるDLC「RimWorld – Odyssey」を配信した。本作は同DLCが好評なこともあってか、過去最高のプレイヤー数を記録している。

Ludeon Studiosは7月11日、コロニー運営シミュレーション『RimWorld』に向け、新拡張パックとなるDLC「RimWorld – Odyssey」を配信した。同DLCはかなりの好評を受けており、これまでの同時接続プレイヤー数の最高記録を塗り替えるなどにぎわいを見せている。

『RimWorld』はコロニー運営シミュレーションだ。未開の惑星への入植者たちに指示をあたえ、野生動物や自然災害、敵対的な近隣コロニーによる襲撃などを退けつつ、生存と共同体の発展を遂げていくのが目標だ。またコロニー運営では人手の確保も重要となる。時折訪れる加入希望者を迎え入れるか、あるいは奴隷商からの購入や敵の捕縛などを通じて、働き手を増やしていく。

本作は2013年にKickstarterにて出資者向けに配信され、2016年7月よりSteamでも早期アクセス配信が開始された作品だ。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約18万件中97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。多大な人気を得ており、これまでに複数のDLCも展開されている。

そんな『RimWorld』に向けて第5弾となる有料DLC「Odyssey」が配信開始された。同DLCでは新シナリオとして「グラヴシップ」が追加。自拠点として宇宙船を建造し、移動式コロニーを運営することができる。惑星の好きな場所に着陸しながら希少資源を集め、宇宙船を改良して遠方まで旅をするのだ。

「Odyssey」では新たなバイオームが5種類追加され、また特殊な景観を生み出すランドマークシステムも導入。地形の個性がこれまでより強くなっている。さらに宇宙船を打ち上げれば、大気圏外で生活することも可能だ。酸素がなく気温も低く、メカノイドも生息している過酷な環境だが、小惑星や宇宙ステーションでは希少な資源が手に入ることがある。

さらにDLCの配信にあわせて、バージョン1.6への無料アップデートもおこなわれた。同アプデでは部屋システムが調整され、一部の生産施設は専用の部屋に配置することで効率が上がるように。またキャラバン隊は仮説キャンプを設置し、簡易マップにて操作することが可能になった。また一部の動物が飛べるようになったほか、パフォーマンスの改善などもおこなわれている。

「Odyssey」は好評を博しており、Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で、約800件中95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。また本作のプレイヤー数も急増し、同時接続プレイヤー数はこれまでのピークを更新する約6万8000人を記録している(SteamDB)。『RimWorld』はKickstarterでのお披露目からまもなく12周年を迎える長寿作品だが、ここにきて過去最大の盛り上がりを見せているわけだ。

本作はもともと非常に安定したプレイヤーベースを有しており、近年はSteamにてほぼ常に3万人前後の同接プレイヤー数を記録。さらに、年々緩やかな増加傾向すら見せている。中毒性のある魅力的なゲームプレイと定期的なアップデートが、プレイヤーを惹きつけ続けているのだろう。衰えを知らぬ本作の、今後のさらなる盛り上がりも期待される。

『RimWorld』は、PC(Steam)向けに配信中。有料DLC「RimWorld – Odyssey」も税込2800円にて配信中である。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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