Nintendo Switchなどの大手海賊版サイト、FBIにより次々と閉鎖される。“国際捜査”で芋づる式に鉄槌
米連邦捜査局(FBI)は、NSW2Uなど複数の海賊版ゲームソフト共有サイトの差し押さえをおこなった。

米連邦捜査局(FBI)は、NSW2Uなど複数の海賊版ゲームソフト共有サイトの差し押さえをおこなった。Torrent Freakなど複数の海外メディアが報じている。
NSW2Uは、不正にコピーされたいわゆる海賊版のNintendo Switch向けのゲームソフトの共有サイトとして大規模を誇っていたとされる。ただ現状ではサイトにアクセスするとFBIによる捜査の一環として、ジョージア州北部地区の米国連邦地方裁判所の令状に基づき、ドメインの差し押さえがおこなわれたことが表示されるようになっている。
海外メディアTorrent Freakは、同じく海賊版ゲームソフト共有サイトであったgame-2u.com、BigNGame.com、ps4pkg.comもFBIによる差し押さえを受けていることを報じている。それぞれの表示はFBIと、オランダの捜査機関FIODとの連名になっており、国際的な捜査に基づいて実施されたようだ。

NSW2Uについては、今年1月に米通商代表部(USTR)が公開した悪質なサイトなどの実態調査レポートにも名を連ねていた(Torrent Freak)。また上述したgame-2u.com、BigNGame.com、ps4pkg.comについても関連サイトとして言及されており、このたびまとめて摘発に至ったかたちだ。
Nintendo Switch向けの海賊版ソフトや、それらを起動するための本体の改造については、米任天堂も業者や紹介サイトに対して厳格な対応をとってきた。今回のNSW2Uの摘発を見るに、捜査当局も各国の機関で連携しながら海賊版行為などに対して目を光らせているようだ。今後も厳しい取り締まりがおこなわれることが期待される。