マイクロソフトで大規模「9000人以上レイオフ」実施との報道。ゲーム部門にも影響
マイクロソフトにて9000人以上におよぶ大規模レイオフが実施されることが報じられている。

マイクロソフトにて9000人以上におよぶ大規模レイオフが実施されることが報じられている。海外メディア各誌が伝えている。
Bloombergがマイクロソフトの広報担当者のコメントとして伝えるところによると、今回のレイオフはチームや地域、勤続年数を問わず実施され、業務プロセスの合理化や管理職層の階層削減を目的としているそうだ。ゲーム部門も対象となっており、関係者証言によると『キャンディークラッシュ』を手がけるKing部門では、従業員の10%にあたる、約200人がレイオフの対象になるとのこと。またBethesda Softworksなどを擁するZeniMax Mediaなど欧州のほかの拠点でもレイオフがおこなわれているという。
またWindows Centralなど各誌は、マイクロソフトのゲーム部門CEOでXbox事業を率いるPhil Spencer氏が従業員に送ったメールの内容を報道。同氏は事業の一部を縮小または停止すると明かしたほか、同社の方針に従って、管理職層の階層を削減し、俊敏性と効率性を高めるとしている。長期的な視野での成功のために、有望な分野に注力するといった方針があるようだ。具体的な組織再編の内容は、今後数日以内にリーダー陣からチームに共有されていくという。
マイクロソフトでは今年5月に従業員の約3%にあたる人員削減がおこなわれたばかり(関連記事)。ただこの際にはプロダクト部門やエンジニアリング部門が中心であり、ゲーム部門への影響は小さかったようだ。一方で今回のレイオフではKingやZeniMax Mediaも対象と報じられており、Phil氏が従業員に向けて説明をおこなっているということからも、ゲーム部門も少なからぬ影響を受けるとみられる。9000人以上におよぶ大規模レイオフとなっており、続報も注目される。