“他人に影響を与える”インタラクティブゲーム『迷滅』Steamにて7月17日配信へ。ヒトに手を差し伸べたり、銃口を突きつけたりして変わる結末

夜星氏は7月2日、『迷滅』を7月17日に配信開始すると告知。Steam向けに300円でリリース予定だ。

ゲーム開発者の夜星氏は7月2日、『迷滅』を7月17日に配信開始すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込300円。発表にあわせて、Steamのストアページが公開されている。

『迷滅』は、プレイヤーの行動次第でさまざまなエンディングが描かれるという、インタラクティブ体験ゲームである。本作の舞台は、現実とも幻想ともつかない謎のセカイ。動画やスクリーンショットを見る限り、謎のセカイには頭部を何かで覆われたヒトたちが、同じ方向に向かって歩き続けているようだ。プレイヤーはそんな世界で、ヒトに接触。ヒトの行動に影響を与えることで、エンディングが変化するのだという。

本作でプレイヤーは、さまざまな方法でヒトに影響を与えられる。動画などでは、座り込んだヒトに手を差し伸べたり、ヒトに銃口を突きつけたりするシーンが映されている。またストアページ内の大人向けコンテンツ説明によると、銃を撃つ要素や、他社への攻撃・殺害行為なども含まれるという。プレスリリースでは、本作ではヒトに与える影響がすべてとされている。プレイヤーの何気ない行動がヒトの運命を変え、やがて自身の結末も左右するそうだ。本作ではさまざまな形で与えた他者への影響によって、エンディングが変化するわけだ。プレイ時間は10分から60分程度。プレイヤーはゲームを通して、セカイやヒトの意味を考えることになるようだ。

本作は、夜星(夜星Lab)氏が手がけている。過去作としては、『運んで!与えて!ハートマン!』『エビ揉めシミュレーター』などをブラウザ向けに公開。有料作品としては、ステージごとに異なる方法でドットに何かをしてクリアを目指すゲーム『ドット』をPC(BOOTH)向けにリリースしている。

本作『迷滅』については、「自身の行動でエンディングが決まるゲーム」などとして、同氏のX(旧Twitter)アカウントで映像などが公開されてきた。今回はストアページが公開された形となる。攻略方法を探るゲームだった前作とは異なり、抽象的な内容が描かれるようだ。

『迷滅』はPC(Steam)向けに、税込300円で7月17日リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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