『Escape from Tarkov』、「ハードコアワイプ」ではフリーマーケットが利用不可に。弾薬のクラフト制限などしっかりハードコアな詳細お披露目
Battlestate Gamesは7月2日、『Escape from Tarkov』における「ハードコアワイプ」の詳細を発表。アップデートにともなって、より厳しめの条件となるワイプがおこなわれるようだ。

Battlestate Gamesは7月2日、『Escape from Tarkov』のアップデートにおける「ハードコアワイプ」の詳細を発表。フリーマーケットの利用不可をはじめとする厳しい条件が列挙されている。
『Escape from Tarkov』は、PvPvE要素をもつハードコア脱出シューターだ。本作の舞台となるのは、政治的混乱から無法地帯となり隔離された架空の都市Tarkov。プレイヤーはソロまたはフレンドと部隊を組んでマッチに参加し、NPCやほかのプレイヤーと戦いつつ貴重な戦利品を獲得して、最終的にマップから脱出することを目指す。死亡した場合、持ち物や装備をロストするハードコアなゲームルールも特徴だ。現在は有料のクローズドベータとして配信中。

本作には約半年ごとに全てのプレイヤーの進捗が一斉にリセットされる「ワイプ」が存在するが、Battlestate Gamesの代表を務めるNikita Buyanov氏が6月に投稿したポストにより、「ハードコアワイプ(Hardcore Wipe)」なる特殊なワイプが7月におこなわれることが示唆されていた。ユーザーの間では、どのような条件が課されるのか期待されている状態であった。
そして本日、同社はハードコアワイプの詳細に関するポストを投稿。謎に包まれたシステムについて、ついに詳細が明らかとなった。まずはフリーマーケットが利用不可となることが告げられている。フリーマーケットは特定のレベルに達することで利用できるようになるプレイヤー間のアイテム売買システムだ。これまでも期間限定のイベントなどでフリーマーケットが一時的に使えなくなることはあったが、今回のワイプでは最後まで使えない状態のままゲームを進行する必要があるのだろうか。
また、ハイドアウトで設備の拡張に使うアイテムが増加するようだ。その代わりにインレイド品、すなわち自分でレイドから持ち帰ったアイテムでなくてはならないという条件が撤廃されるという。ハイドアウトで必要なアイテムをセキュアコンテナに入れて地道に持ち帰るという戦法も大事になるだろう。
さらに、ハイドアウトでの弾薬のクラフトが制限されるとのこと。本作は武器よりも弾のほうが重要と言われることの多いゲームであるが、ハイドアウトで強力な弾を作成して早期から運用するという戦略がとりにくくなるのかもしれない。またレアアイテムのスポーン確率が低下する模様。納品系タスクの難易度も上がりそうだ。
元から非常にハードコアな作品として知られる本作であるが、次に実施されるハードコアワイプではさらに難易度の高まったゲームが楽しめるのかもしれない。ところで、今回公開された画像の上部には3つのタブのようなものがあり、ユーザーの間ではあと2回ハードコアワイプに関する情報が投稿されていくのではないかとの推察も見られる。さらなる続報に期待したい。
『Escape from Tarkov』はPC向けにクローズドベータで配信中。