巨大駅迷路ゲーム『親切()な駅』発表、7月25日配信へ。“親切で分かりにくい”案内サインを解読して「輪刈魔線(わかりません)」への乗り換え目指す

Studio非は6月29日、PC(Steam)向け巨大駅迷路ゲーム『親切()な駅』を7月25日にリリースすると告知した。

インディーゲームスタジオのStudio非は6月29日、『親切()な駅』を7月25日にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発表にあわせて、Steamのストアページが公開されている。

『親切()な駅』は、駅構内の案内サインを頼りに謎めいた巨大駅を進む、迷路ゲームである。本作で主人公はある日何者かに駅のホームから突き落とされてしまう。そして気がつくと「親切()な駅」と呼ばれる巨大迷宮へと迷い込んでいた。主人公は構内の案内サインを頼りに、輪刈魔線(わかりません)への乗り換えを目指して巨大駅を進む。謎の巨大迷宮駅と主人公の謎に迫る、奇妙な空間での体験が繰り広げられるようだ。

「親切()な駅」へ迷い込んだ主人公は、輪刈魔線へ乗り換えるため駅構内を進んでいく。巨大迷宮駅の構内には、案内サインが掲示されている。輪刈魔線の方向を指し示す標識を頼りに、駅の内部を歩んでいくのだろう。ただし本作では主人公が駅を進むにつれて、案内サインの様子がおかしくなっていくという。

動画やスクリーンショットでは、立体迷路のような空間や、道案内をしてくれるというロボット、それぞれ内容の異なる輪刈魔線への案内標識がたくさん登場するシーンなども登場。無人の駅構内からは、どこか不穏な空気も感じられる。プレイヤーは、そんな駅構内にて案内サインを解読することで、駅や主人公の謎を解き明かしていくのだろう。プレイ時間は60分から120分程度。駅構内に設置されたデジタルサイネージから、カメラ揺れの設定やカメラ操作関連のオプションが設定できるそうだ。

本作を手がけるのは、後藤有介氏によるインディゲームとプロトタイプのスタジオ「Studio非」だ。過去作としては、女性配信者が主人公のサイコロジカルホラー『P.I.』を2024年12月にSteamにてリリースしている。プレイヤーからは、住所を特定されないように配信を進めるゲームプレイや、没入感の高い内容などが評価されていたようだ。ストアページによると本作『親切()な駅』は、駅構内に設置された案内サインのデザインにおける親切さと、分かりにくさに着目して制作されているそうだ。見知らぬ駅で迷うようなゲームプレイが待っているのかもしれない。

『親切()な駅』は、PC(Steam)向けに7月25日リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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