オンライン対応・アクアリウム作成シム『世界魚愛好会:放置ほっこりタイム』、瞬く間に「圧倒的に好評」でスマッシュヒット中。ゆるく繋がる、癒しの放置ゲーム

Future Friends Gamesは6月23日、『Tiny Aquarium: Social Fishkeeping(世界魚愛好会:放置ほっこりタイム)』をSteamにて配信開始した。本作はさっそく「圧倒的に好評」ステータスを獲得する人気の高まりを見せている。

パブリッシャーのFuture Friends Gamesは6月23日、『Tiny Aquarium: Social Fishkeeping(世界魚愛好会:放置ほっこりタイム)』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内表示は日本語に対応している。本作は早速Steamユーザーレビューにて「圧倒的に好評」ステータスを獲得する人気の高まりを見せている。

『世界魚愛好会:放置ほっこりタイム』は、水槽で魚を飼育するシミュレーションゲームだ。多種多様な魚を水槽に放ち、掃除やエサやりを通して飼育。装飾を配置してデコレーションすることで、自分だけのアクアリウムを作っていく。さまざまなアクションによって経験値を獲得すれば徐々にレベルが上昇し、レベルに応じて新たなアイテムがアンロックされていく。

魚はショップで購入することができる卵から孵化させるほか、2匹の魚を交配させることによっても誕生する。それぞれの魚には遺伝子のステータスが設定されており、親魚の組み合わせで子魚のステータスも変化するのだ。

放置している間も時間が進むため、空いた時間に掃除やエサやりをしたり、魚が稼いだお金を回収したり、自分のペースでプレイすることができる。なお本作は「タイニーモード」に切り替えることで、デスクトップの端に常駐させておける小さなウィジェットへと様変わり。またUIを消す「スクリーンセーバーモード」もあり、モニターいっぱいに映るアクアリウムはまるで本物の水槽。綺麗な水槽を眺めながら、作業も捗りそうだ。

また、本作では海に船を出して釣りをするという要素も存在する。釣りでは、糸にかかった魚の引き合わせてリールを巻くミニゲームが発生し、捕まえた魚は自分の水槽でそのまま飼うことが可能。魚以外にも、コインに換算することができるジャンクや水槽に並べることができる装飾などが釣れることもある。なお釣りはソロだけでなく、ほかのプレイヤーと集まるパブリックロビーでもおこなえる。一緒に船を並べ、チャットでお互いの釣果を喜び合うといったゲーム体験が用意されている。

本作は本稿執筆時点のSteamユーザーレビューで、640件中96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。ピクセル調のグラフィックや静かなBGMによって醸し出される落ち着いた雰囲気はユーザーからも評価が高い。各操作はシンプルで、魚同士の相性などの難しいシステムもなく、ゲーム全体を通してストレスになる要素が少ないというのも本作が人気を集めているポイントの1つとなっている。また、本作の適度なオンライン要素を評価するユーザーも多く、同じロビーでまったり釣りを楽しんでいる間にほかのユーザーが自分のアクアリウムを訪れ、スタンプを残してくれるなどといったゆるい繋がりも本作の持ち味だ。

本作の開発を手がけるのは、ドイツとスイス出身の3人の開発者によるインディースタジオ・Lunheim Studios。本作は発売後瞬く間に評判を上げ、6月29日にはSteamストアのニュースにて、すでに2万5000本以上を売り上げていることが報告された。予想外の反響からサーバーがクラッシュするというハプニングもあり、徹夜での復旧作業がおこなわれたそうだ。同スタジオはユーザーへの感謝として、さっそくコンテンツアップデートを実施。チョウザメやブルーギルといった新たな魚やいくつかの装飾が追加されており、今後も不具合の修正などを精力的に続けていくとしている。期間限定イベントの実施も続々と計画されており、これからさらに評価を伸ばすことにも期待したい。


『Tiny Aquarium: Social Fishkeeping(世界魚愛好会:放置ほっこりタイム)』は、PC(Steam)向けに配信中。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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