“カードの効果がブレる”デッキ構築ローグライク『HARMA – 亡国のエデン』正式発表。運と戦略のかけ引きカードバトル

Astrolabe Gamesは6月25日、『HARMA - 亡国のエデン』を正式発表。本作はデッキ構築ローグライクゲームとしてPC(Steam)向けに2025年内のリリースを予定している。

パブリッシャーのAstrolabe Gamesは6月25日、『HARMA – 亡国のエデン』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示に対応。2025年のリリースを予定している。

『HARMA – 亡国のエデン』はデッキ構築ローグライクゲームだ。本作の世界にある架空の国家ハルマ王国では、遠征から帰還した騎士団がなぜか次々と人々を虐殺し始める。遠征団を率いていた国王、テロン・ハルマの姿はどこにも見当たらず、その息子、エデン・ハルマが騎士団に立ち向かう。エデンは裏切りに遭いつつも、父の行方と堕落した騎士団の真実を追い求めることになる。

本作では構築されたデッキをベースに、300種以上あるという手札を用いて攻撃をおこなう。カードにはそれぞれ攻撃時、使用時の効果が記されているが、この額面上の値がそのまま適用されるわけではない。本作にはアーティファクトを3つまで所持することができ、アーティファクトが「調律」に成功したかどうかで威力が変動する。つまり同じカードを攻撃に用いても、毎回同じ威力になるとは限らないわけだ。

アーティファクトの調律は基本的にランダムに成功判定がおこなわれるが、集中力を消費することで確実に成功させることができる。集中力には限りがあるようなので、いつ集中力を使って畳みかけるか、それとも温存しておくか、といった戦略性が生まれるだろう。

ゲームモードは2種類あり、全4章仕立てのストーリーモードと、戦闘のみおこなう「次元の亀裂」モードが存在。ハルマ王国に何が起こったのかを知る旅路に出るか、自らの戦術眼の限界に挑むか、好きなモードでプレイできるようだ。

本作を手がけるIndirect Shineは韓国に拠点を置くインディーゲーム開発チーム。アジア各地からメンバーが集まっているといい、なかには日本のメンバーもいるようだ。本作は2023年に「東京ゲームショウ 2023」において、Selected Indie 80にも入選していた。当時はモノクロのグラフィックでのゲームデザインとなっていたが、この度フルカラー化してリニューアルし、再びお披露目となったかたち。なおリリースにあたっては、まず早期アクセス配信をおこなってフィードバックを集めつつ、バグの修正やバランス調整をおこなう旨が伝えられている。

『HARMA – 亡国のエデン』はPC(Steam)向けに2025年内にリリース予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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