最大4人協力・ドタバタ山登りゲーム『PEAK』なんと早くも売上100万本突破。Steam同接は10万人超、大ブーム巻き起こす

LandfallとAggro Crabは6月22日、最大4人協力対応・山登りアクション『PEAK』の売上が100万本を突破したと発表した。一週間足らずでの大台達成となった。

デベロッパーのLandfallとAggro Crabは6月22日、『PEAK』の売上が100万本を突破したと発表した。同作は6月17日にリリースされたばかり。配信開始から一週間足らずでの大台達成となった。

『PEAK』は山登りアクションゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ソロプレイおよびフレンドを招待しての最大4人協力プレイに対応している。プレイヤーは無人島の中心にそびえる山の頂上を目指して、クライミングをおこなうことになる。

本作のマップは現実での24時間ごとに変化し、毎日自動で切り替わる仕様となっている。ゲームプレイは一人称視点で進行。プレイヤーは壁にしがみつき、スタミナがゼロになる前に次の足場を目指すかたちで山の岩肌を登っていく。ただし滑落すれば負傷することもあり、また時間経過とともに空腹になり、最大スタミナが減少していく。包帯や食料、あるいはロープなどさまざまな登山に役立つアイテムを活用しつつ、頂上を目指すのだ。

そんな本作はソロプレイにも対応しているが、マルチプレイ時には協力するのが重要となる。たとえばプレイヤーは下にいる人に手を伸ばし、直接引っ張りあげることが可能。また先行しているプレイヤーがロープや登山用のスパイクを設置すれば、後から来るプレイヤーはかなり登りやすくなる。ただしインベントリの枠には限りがあり、アイテムの重量でも最大スタミナは減少する。たとえばロープだけ持った軽装のプレイヤーが先に上り、重い荷物を持っているプレイヤーを引っ張り上げるなど、連携が重要となるわけだ。

本作は6月17日にSteamにて配信が開始されると、たちまち人気を獲得。Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約9400件中90%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。怪我や空腹などが盛り込まれたサバイバル要素や、しっかり達成感が味わえる山登りへの挑戦が好評だ。協力プレイはもちろん、ソロでも緊張感があるクライミングが楽しめるとして評価する声が多く寄せられている。また同時接続プレイヤー数も連日伸びており、22日にはピーク時で10万人超を記録している(SteamDB)。

そんな『PEAK』の売上が100万本を突破したことが、開発元のXアカウントより伝えられた。発売から6日での大台達成となったという。ポストには多くの祝福の声が寄せられており、『Among Us』の公式アカウントもリプライを送っている。開発元のひとつLandfallは「これほどのスピードでプレイヤー数が伸びるとは予想していなかった(We never anticipated the speed of player count)」としつつ、感謝の思いを伝えるポストを改めておこなっている。

ちなみに本作は『Content Warning』などで知られるLandfallと、『Another Crab’s Treasure』などで知られるAggro Crabが共同で開発した作品だ。Steamストアページで開発元とされているLandcrabは共同開発チームの呼び名で、両スタジオの名前が合体したものになっている。

人気作で知られる両スタジオがコラボした本作『PEAK』は、開発の主要部分が2025年2月の一か月で成されたという。スピーディーな開発プロセスで誕生したためか、本作は定価が880円とお安い。気軽に買いやすいところも、人気の理由のひとつだろう。さっそく大きな人気を集めている本作が今後どれだけの高みに上り詰めるか、今後の展開にも注目したい。


『PEAK』はPC(Steam)向けに配信中だ。また現在リリース記念セールがおこなわれており、日本時間の6月24日午前2時まで、定価の38%オフとなる税込545円で購入可能である。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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