重力操作回転アクション『ROTA: Bend Gravity』Steamにて今なら無料。6月23日より有料化へ

Harmony Monroeは6月20日、重力パズルアクション『ROTA: Bend Gravity』を6月23日に有料化することを発表。4.99ドルになるとのことだ。

個人デベロッパーのHarmony Monroeは6月20日、重力パズルアクション『ROTA: Bend Gravity』を有料化することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で6月23日より4.99ドルへと価格改定される。ライブラリに追加しておけば、有料化後も無料でプレイすることが可能だ。

『ROTA: Bend Gravity』は、重力を操作してステージをクリアしていくパズルアクションゲームだ。宙に浮いた足場の上下左右に重力がある不思議な世界を舞台に、重力を回転させてパズルを解いていく。8つのワールドにはいくつもの扉があり、扉それぞれに異なるパズルステージと宝石が存在。宝石を集めていくと新たなワールドに繋がる扉が解放されていく。そうして50個の宝石をすべて集めることが目的となる。

ゲームプレイでは、重力の回転とジャンプアクションを駆使してパズルを解いていく。プレイヤーが足場の縁(ふち)を歩き続けると足場の向きに合わせて重力も回転。一方で、壁に向かって歩いても重力は回転しない。つまり足場を回したいときは崖に向かって歩く必要があり、ジャンプしても超えられないほどの高さの壁は、別のどこかで重力を回転して乗り越える必要があるわけだ。また、足場の縁を歩かずにジャンプで飛び越えると重力はそのままなので、時にはあえて回転せずにジャンプアクションで足場を渡っていくことも重要となる。

さらに、本作には動かせる重力ブロックと、障害物となるスパイクが存在。スパイクに触れるとステージやり直しとなってしまうため、足場の縁にスパイクがある場合は重力を回転できなくなってしまう。そんなときに重力ブロックを動かしてスパイクを隠してしまえば、重力ブロックの縁を利用して重力を回転して先へと進めるようになるわけだ。この重力ブロックには固定の重力方向があるほか、プレイヤーが重力方向を指定できるブロックも存在する。ステージを進むほど、重力ブロックの数も増えていき、パズルが複雑化していく。

本作は2022年5月よりSteamおよびitch.ioにて配信開始。Steamユーザーレビューは30件のうち、90%が好評とする「好評」ステータスを獲得している。レビューでは、重力を回転するというシンプルなコンセプトに対して、縁(ふち)という概念と重力ブロックの組み合わせにより、独創的なパズルステージが構築されていることが高く評価されている。プレイした筆者としても同様の感想を抱いたほか、ステージ目標である宝石を獲得した後の出口までのルートも含めた往復のパズル構造が見事だと感じた。

そんな本作は、SteamDBによると当初は580円で配信されており、複数回のアップデートがおこなわれた後に、2024年4月にSteam/itch.ioにて無料化されていた。そして今年6月23日より、再び4.99ドルへと有料化されることが発表されたかたちだ。当初も4.99ドルであったことから、有料化後の日本円価格は580円になるものと想定される。興味のある方は有料化の前にライブラリに追加しておくといいだろう。

Get it Free While You Can !store.steampowered.com/app/1993830/… #indiegames

Harmony Monroe (@hhoneysoftware.bsky.social) 2025-06-19T17:13:50.957Z

本作を手がけるHarmony Monroeは、アメリカ・メリーランド州を拠点とする個人デベロッパーだ。Steamでは本作のみ配信されているものの、itch.ioでは14本のゲームが公開されている。多くのゲームはブラウザでプレイ可能なため、本作で興味を持った方は同氏のほかのゲームをプレイするのもいいかもしれない。

『ROTA: Bend Gravity』はPC(Steam/itch.io)にて無料配信中。6月23日より4.99ドルへと有料化予定。ライブラリに追加しておけば、有料化後も無料でプレイすることが可能だ。

Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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