NetEaseの“買い切り”AAA新作アクションゲーム『帰唐(Blood Message)』発表。マルチ要素なし、買い切りシングルプレイで正面勝負する超大作

『帰唐(Blood Message)』はシングルプレイ向けのアクションゲームだ。

NetEase Gamesは6月20日、アクションアドベンチャーゲーム『帰唐(Blood Message)』を発表した。対応プラットフォームはPCおよびコンソールを予定。日本向けにも展開される予定のようだ。

『帰唐(Blood Message)』はシングルプレイ向けのアクションゲームだ。発表によると本作はNetEase Gamesとしては初となる、マルチプレイ要素が一切ない作品とのこと。ゲームエンジンにはUnreal Engine 5を利用。歴史上の中国を舞台とした、壮大な冒険が待ち受けているという。

本作の舞台となるのは唐王朝末期の中国だ。主人公は西方の辺境に住む、とある男とその息子である。彼らは国の命運を左右する大切な“なにか”を託されて、伝令として唐の都へと旅立つ。使命を胸に、親子は西方の砂漠や雪の降り積もる山岳地帯、かつての古都などを旅することになるとのこと。プレイヤーはふたりの視点を通して、ひとつの偉大な帝国が滅びゆく瞬間の“美しさ”を見届けることになるそうだ。マルチプレイ要素を排したことで実現したシネマティックな演出により、深く没入感のある体験が楽しめるという。

また本作のゲームプレイは三人称視点で進行。リアルで緊迫感のある近接戦闘が展開されるという。真正面から戦うだけでなく、状況判断や立ち回りの巧さも求められる、戦略性の高いバトル体験が味わえるとのこと。本作を手がける24 EntertainmentはNetEase傘下のスタジオである。実績としては『NARAKA:BLADEPOINT』があげられるが、また異なる角度で勝負する新作になるだろう。

そして本作を送り出すNetEase Gamesは、中国の大手IT企業NetEaseのゲーム部門である。中国ではTencentに次ぐ規模を有する、世界的な規模のゲーム会社だ。もともとネットサービスを提供する企業として設立されたNetEaseは、ゲームのラインナップもほぼすべてオンラインゲーム。『荒野行動』や『マーベル・ライバルズ』など、さまざまなヒット作を手がけてきている。そうした中で発表された本作は、「NetEase Games初のソロプレイ専用AAAゲーム」と謳われている。新たな領域への参入ということで、NetEase Gamesとしてもかなり力を入れて制作しているようだ。発売時期など続報も注目されるところである。

『帰唐(Blood Message)』はPC/コンソール向けに発売予定だ。発売時期は現時点で不明。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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