ドラゴン娘育成ローグライト『DRAPLINE』6月30日早期アクセス配信へ。炭水化物から村人まで、なんでも食べちゃう竜少女との可愛くダークな1年間
カナヲ氏は6月16日、『DRAPLINE』の早期アクセス配信を6月30日に開始すると告知した。早期アクセス版では、メインシナリオがしっかり最後まで遊べるそうだ。

Vaka Game Magazineおよび個人開発ゲームクリエイターのカナヲ氏は6月16日、『DRAPLINE』の早期アクセス配信を6月30日に開始すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。早期アクセス版では、メインシナリオがしっかり最後まで遊べるそうだ。
『DRAPLINE』は、なんでも食べちゃうドラゴン娘を1年間で最強に育て上げる、育成ローグライトゲームである。本作の舞台は、1年後に世界の終わりが迫ったファンタジー世界だ。プレイヤーは、ある日村の近くではたぺこかつ迷子の竜の子どもと遭遇。彼女に懐かれてしまい、面倒を見ることとなる。しかも拾ってきた竜の子どもは、なんでも食べてなんでも自分の力に変えてしまう神竜であった。プレイヤーは1年後に迫る世界の終わりを阻止するため、生まれたばかりの神竜を育て上げることになる。食欲旺盛なドラゴン娘に食べ物を与えながら、世界を終わらせようとする謎の敵たちを撃退していく1年間が繰り広げられる。


本作では迫る災を打ち破るべく、なんでも食べてしまうドラゴン娘を最強に育てていく。食欲旺盛なドラゴン娘の食べ物は、基本的にはターンの最初に選択肢の中から決定する。ドラゴン娘は肉や炭水化物はもちろん、石や結晶、溶岩や山、他人の家までなんでも食べてしまう。それぞれ上昇ステータスの異なる幅広い物の中から、残金も考慮して食べ物を選び、ドラゴン娘を育てるのだ。
また本作ではプレイヤーとドラゴン娘の前に、世界を終わらせようとする謎の敵が登場する。彼らと遭遇した際には、コマンドバトルが展開される。本作では150種類以上のスキルが登場。強力な攻撃で一気に攻め立てたり、防御や回復で堅実に立ち回ったり、スキルの組み合わせで自分だけの戦略が構築できるそうだ。

メインキャラクターのドラゴン娘は、生まれたてのピュアな存在である。彼女にとってはなんでも食欲の対象なので、共に過ごしていく中では、村のモノを勝手に食べようとするシーンも登場。住人を食べさせた場合には、ステータスと引き換えにキャラクターが村からいなくなってしまう。本作ではそんなダークな選択も含めて、小さな星の守護者を育てていくのだ。ドラゴン娘はプレイヤーの育成次第で、外見や性格が変化。どんな1年間を過ごしたかによって、さまざまなエンディングへ分岐するそうだ。ドラゴン娘の名前やあいさつは変更可能。ダークな要素も登場するドラゴン娘との日々は、可愛らしいドット絵と豊富なアニメーションで彩られている。

本作は、個人開発ゲームクリエイターのカナヲ氏が手がけている。同氏の過去作としては『虚白ノ夢』『はじめての宿屋さん』『まいまいまいごえん』ゲーム版など多数の作品をリリース。代表作ともいえる『被虐のノエル』では、コンソール版やメディアミックス作品なども展開。Steam版『被虐のノエル S1-7』のユーザーレビューでは、2488件中96%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得するなど、プレイヤーからも支持を得てきた。
本作『DRAPLINE』は、2024年9月に発表。体験版の公開を経て開発が続けられてきたが、今回早期アクセス配信の開始日が決定となった。カナヲ氏のX(旧Twitter)アカウントによれば、早期アクセス開始時点で、メインシナリオの「DAYS OF TORNADO」は最後までプレイ可能。高難易度モードも実装されているとのこと。メインモードとなるドラゴン娘との1年間は、しっかり遊べる状態でのリリースとなるのだろう。
またSteamのストアページによると、本作では周回・ビルド幅・難易度調整など、プレイヤーの声で磨き込むために早期アクセス配信を実施。フィードバックを経て、バランスやUIをアップデートしていくそうだ。正式リリースに向けたアップデートでは、クリア後の新モードやさまざまなエンディング分岐、新スキルなどが追加予定とされている。
『DRAPLINE』は、PC(Steam)向けに6月30日早期アクセス配信開始予定だ。