王国建設ローグライク『9 Kings』なんと早くも売上25万本を突破。シナジーで軍勢強化するインフレストラテジー、圧倒的人気

Sad Socketが手がける『9 Kings』について、売上が25万本を突破したという。

パブリッシャーのHooded Horse/INSTINCT3は6月2日、Sad Socketが手がける『9 Kings』の売上が25万本を突破したことを発表した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作は5月23日に早期アクセス配信が始まったばかりで、発売一週間でのスピード記録となったという。

『9 Kings』はローグライク要素を取り入れた、デッキ構築型の王国建設ゲームだ。プレイヤーはカードを使用して兵士や施設を配置し、自国の軍勢を強化。毎ターン繰り返される敵との戦いを生き延びていく。

本作では原則として毎ターン1枚カードを引き、1枚使用していくことになる。カードはさまざまな種類が用意されており、たとえば直接敵と戦う兵士のほかに、配置したマスの隣のユニットを強化する鍛冶場といった施設や、兵士を強化する魔法カードなどが存在。プレイヤーはカードを組み合わせて王国を発展させ、毎ターン襲い来る敵軍とバトル。規定日数を生き延びたらゲームクリアとなり、エンドレスモードにて終わりなき戦いに挑むか、新たなランに挑むことになる。

Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約4600件中92%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作はカード同士の強化にさまざまなシナジーがあり、組み合わせることで初期状態とは比較にならないほど強化していくことも可能。さらに強さに実質的な天井がなく、特にエンドレスモードではひたすら強くしていくこともできる。そうしたインフレ的な爽快感が、レビューでも好評を集めているかたちである。

そんな『9 Kings』の発売初週の売上本数が25万本を突破していたことが、パブリッシャーのHooded Horseより伝えられた。本作は5月23日にリリースされるとさっそく人気を集め、同時接続プレイヤー数は発売直後のピーク時に約8000人を記録(関連記事)。さらにピーク時のプレイヤー数は連日伸び続けて、6月2日にはなんと約1万4000人を記録している(SteamDB)。一過性の人気ではなく、しっかりプレイヤーを掴み続けていることがうかがえる数字の動きである。

開発元のSad Socketは発売以来、連日パッチを配信。バランス調整やバグの修正など、寄せられるフィードバックの対応に努めている。こうした精力的な姿勢が、リリースから一週間たって同時接続プレイヤー数のピーク記録を更新するという人気につながっているのかもしれない。ちなみにSad Socketはブラジルに拠点を置いており、ブラジルのゲーム業界の成長に貢献出来て喜ばしく思っているそうだ。

なお本作の早期アクセス期間は一年を予定しているとのこと。好調なスタートを切った本作が正式リリースまでどれほど人気を伸ばしていくか、今後の勢いにも注目したい。

『9 Kings』はPC(Steam)向けに配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。また現在リリース記念セールが開催されており、6月7日まで定価の35%オフである税込1209円で購入可能だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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