熱血ロボカスタマイズRPG『NITRO GEN OMEGA』6月18日早期アクセス配信へ。自我強めパイロットたちを“死なせず”育て上げる、過酷世界メカ傭兵サンドボックス
DESTINYbitは6月3日、『NITRO GEN OMEGA』の早期アクセス配信を6月17日に開始すると発表した。日本のロボットアニメから影響を受けているというターン制のタクティカルRPGだ。

デベロッパーのDESTINYbitは6月3日、『NITRO GEN OMEGA』の早期アクセス配信を6月17日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応予定。ストアページの表記によると、日本での配信は時差の関係で6月18日になるようだ。
『NITRO GEN OMEGA』はターン制のタクティカルRPGだ。日本のロボットアニメから影響を受けているそうで、アニメ風に動くグラフィックが特徴である。本作の舞台となるのは、人間と機械の争いの末に荒廃した終末世界。プレイヤーは傭兵クルーの指揮官となってメックのパイロットたちを率い、機械の敵と戦う。

本作のパイロットたちはランダム生成で作られ、それぞれ見た目や特徴などが異なる。プレイヤーは4人のパイロットで役割を分担し、1体のメックを操縦させていくことになる。ドライバーには回避を、ガンナーには射撃を命令できるなど、戦闘ではそれぞれ異なる指示を出すことが可能。ただし想定外のピンチに陥ったパイロットたちは命令を無視することもあるため、士気の管理が重要となるという。
またメックはカスタマイズすることが可能。ベースとなる3種類の機体から選び、パーツを組み合わせて性能を調整していくことになるという。熱発生や弾薬管理などのバランスを考慮しながら機体を設計していくことになるそうだ。ただし最終的なメックの強さはパイロット次第とのこと。機体の性能を引き出せるチームの育成が重要になるのだろう。

マップはオープンワールドとなっており、拠点となる飛行船で探索可能。飛行船ではさまざまなアクティビティを実行し、パイロットたちのスキルを向上させたり、絆を深めるのに役立てることができるという。パイロット間の関係は戦闘中の行動にも影響してくるそうだ。
また本作にはソロプレイのほか、非同期型のオンラインマルチワールドも用意される予定。オンラインワールドではソロプレイとはゲームルールが異なり、キャラクターは一度死亡したら二度と使えなくなるという。また戦闘システムもマルチプレイ向けに設計し直されているとのこと。戦利品やパイロットはほかのプレイヤーと交換可能で、プレイヤーは死んだらすべて失う緊張感のなか、それぞれの理想のチームの編成を目指して戦ったり交換したりしていくことになるようだ。

そんな本作はまずは早期アクセスとして配信される予定だ。早期アクセス期間は少なくとも3か月以上で、最大で1年を見込んでいるという。早期アクセス開始時点よりゲームシステムのコア部分は用意されており、サイドクエストもいくつか用意。一方で、メインクエストやマルチプレイは未実装となるようだ。早期アクセス期間を通して、こうした追加要素を実装していく予定とのこと。正式リリース時には価格を上昇させる予定もあるという。
本作の開発元DESTINYbitは、THQ NordicやPLAIONなどを抱えるEmbracer Groupの傘下にある、イタリアに拠点を置くスタジオだ。これまでには、サイコロ街づくりサバイバルゲーム『Dice Legacy』や、中世RTS『Empires Apart』といった作品を手がけてきたことで知られる。どちらかといえば写実的なビジュアルの過去作から打って変わって、本作では日本ロボアニメ風の表現に挑戦しているかたちとなる。「スパゲッティアニメ」を謳う本作のグラフィック表現に注目したい。
『NITRO GEN OMEGA』はPC(Steam)向けに、6月18日に早期アクセス配信予定だ。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示予定。