最大4人プレイ対応・ローグライトFPS『UnderMire』発表。日用品合体で「即席武器づくり」システム搭載、魔法&DIYでダンジョン攻略

Table Knight Gamesは5月26日、『UnderMire』を発表した。最大4人までの協力プレイが可能な一人称視点のローグライトアドベンチャーゲームだ。

ゲームデベロッパーのTable Knight Gamesは5月26日、協力型ローグライトアドベンチャーUnderMireを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応する見込み。リリースは2026年中の予定となっている。

『UnderMire』は1人プレイ、または最大4人までの協力プレイが可能な一人称視点のローグライトアドベンチャーゲームである。主人公は修学旅行中に失踪した4人の生徒たち。気がつくと4人は古い英国風の邸宅の中に閉じ込められていた。この邸宅は闇の魔法の力で封じられており、脱出するには地下深くへと降りていき、底にいる邪悪な存在を打ち倒す以外の方法は無い。プレイヤーは生徒の1人として、邸宅に住んでいた猫の霊マクレーンに導かれ、入るたびに姿を変える地下迷宮に挑むことになる。

ゲームプレイは一人称視点のダンジョン攻略である。プレイするたびにダンジョンの構造は変化するようだ。死んでも拠点となる地下室へ戻されて、最初からやり直しができる。拠点で生徒自身やツールのアップグレードをおこない、より有利な条件で再挑戦を繰り返す仕組みだ。

生徒はそれぞれ魔法のツールを所持しており、ツールを駆使して敵と戦うことができる。コインを入れると溜めたぶんだけ魔法を放てる貯金箱や、ページごとに違った紋章が描かれている本など、ツールによってプレイスタイルの方向性が変わるようだ。また、ダンジョン攻略中に拾ったアイテム同士を組み合わせて合体させる「スマッシュ」により、さまざまなアイテムを作り出して戦うことも可能。ライターとスプレー缶をスマッシュすれば、手榴弾のように爆発する投擲武器の完成だ。

ゲームはカートゥーンのようなかわいい見た目だが、「恐怖ゲージ」というものが存在している。不気味な存在や出来事に遭遇すると上昇していき、幻覚に襲われたり、思い描いたままの化け物が実際に現れたりと、さまざまなデメリットがあるようだ。しっかりとゲージの管理をする必要がある。

また、底にいる邪悪な存在を打倒して脱出を目指すのとは別に、邸宅に住む猫の霊マクレーンからの依頼もあるようだ。地下深くに隠された謎や、邸宅そのものの謎を解き明かす手がかりが得られるとのことである。脱出にもつながるものなので、底にたどり着くのが難しい場合には依頼を優先するのも良いかもしれない。

本作は4人までの協力プレイが可能で、ゲーム内に近接ボイスチャットも搭載されるようだ。マルチプレイは「ドロップイン・ドロップアウト対応」とのことで、ゲーム中の乱入や途中退出が可能。カジュアルな協力プレイを楽しめるだろう。

本作を手がけるTable Knight Gamesは、これまで中東・北アフリカ地域向けのモバイルゲームを制作してきたサウジアラビアのゲームデベロッパーである。本作は同スタジオ初となるグローバル展開用タイトルとして、2024年から開発されてきた。本作の制作にあたり立ち上げられたチームは、BAFTA(英国アカデミー賞)受賞歴のあるアートディレクターWid Alhajjaji氏や、『Far Cry』シリーズなどに携わってきたベテラン開発者Clark Davies氏といったメンバーを擁している。スタジオの新たな挑戦となる野心作の今後に注目したい。


『UnderMire』はPC(Steam)向けに開発中。リリースは2026年中の予定だ。

Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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