オープンワールド島サバイバルクラフト『Tinkerlands』初動で大ブレイク中。最大4人プレイ対応、伸びしろ満載の『テラリア』風冒険生活ゲーム
HypeTrain Digitalは5月24日、見下ろし視点のサバイバルクラフトアクション『Tinkerlands』の早期アクセスを配信開始した。さっそく多くのプレイヤーが集まっている。

パブリッシャーのHypeTrain Digitalは5月24日、『Tinkerlands』の早期アクセスを配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。さっそく多くのプレイヤーが集まり、今後のポテンシャルも感じさせる作品として好評を博しているようだ。
『Tinkerlands』は見下ろし視点のサバイバルクラフトアクションゲームだ。舞台となるのはランダム生成されたオープンワールドの無人島。プレイヤーは無人島に流れ着いた生存者として、島の素材を収集して雨風をしのぐ拠点を作成し、道具や装備品をクラフトしていく。さまざまな敵が徘徊する無人島で生き延びることが目標となる。ソロプレイのほか、最大4人までのオンラインマルチプレイにも対応している。

本作の無人島は広大な本島と3つの大きな島、そして小さな島々で構成されており、さまざまなバイオームが存在。たとえば砂漠では砂嵐で周囲が見えなくなり、雪原では寒さで体力が奪われるなどバイオームに応じた装備品や準備が必要となる。さらに10種類以上強力なボスも待ち受けており、倒すことができれば貴重な素材や装備品を入手できる。早期アクセス中に1~3つの大きな島やボスが追加される予定となっている。
また、無人島を探索する過程でNPCと出会うことがあり、拠点に家をクラフトするとNPCが居住するようになる。NPCはショップや鍛冶などさまざまなサービスを提供してくれるほか、サブクエストなども発生。さらに早期アクセス中には、NPCが採集などのタスクをこなしたり、一緒に冒険をするといった戦闘サポートの機能も予定されている。


戦闘においては剣や斧といった近接攻撃のほか、弓矢やブーメランといった遠隔攻撃、さらにMPを消費して魔法を発動することも可能。宝箱やボスから入手した装備品にはランダムでさまざまなバフとなるエンチャントが付与されているといったいわゆるハクスラ要素も用意されている。そのほか、先述した建築要素や、釣りや農業や料理など、サバイバルクラフトならではの遊びを楽しむこともできる。
本作を手がけるのはスペインに拠点を置く開発者のCodeManu氏およびEndless Coffee。4月12日にプロローグ版が配信され好評を博していた(関連記事)。そして5月24日に早期アクセスとして配信開始されるや否や、Steam同時接続ユーザー数はピーク時に約6000人を記録(SteamDB)。小規模チームによる新規IPとして非常に好調な滑り出しを見せている。
ちなみにCodeManu氏は過去に、本作が横スクロールのサバイバルクラフト『Terraria』からもっとも影響を受けていることを公言しており、同作を1000時間以上プレイした大ファンだという。実際本作のゲームプレイでは、サバイバルクラフト要素を中心に随所に『Terraria』からの影響が見受けられる。Steamユーザーレビューでも『Terraria』になぞらえる声が多く見られ、ゲーム進行やシステムなど馴染みあるものが美麗なドット絵の見下ろし視点でプレイできることが好評。本稿執筆時点でレビュー約320件のうち、85%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。また、本作では類似ジャンルにありがちな耐久値や空腹度がなく、アイテム所持数も多い。そうした遊びやすさも評価されている。

一方で、同一アイテムのスタック数の少なさや敵の多さ、地形への引っ掛かりや消耗品のクラフトコストのバランスが悪いことが指摘されている。しかしながら、スタック数の増加やバランス調整のアップデートが5月25日に実施されており、敵が増えるバグも修正。早期アクセスは約6〜8か月が予定されているため、それまでにフィードバックを受けて多数の調整がなされることだろう。早期アクセス配信直後からポテンシャルを感じさせることからも、好評が集まっている様子だ。
ちなみに現時点ではNPCは一緒に戦ってくれないものの、580円のDLC『Tinkerlands – Supporter Pack』を導入することで、ティンカークラブというカニが戦闘をサポートしてくれるようになる。ソロプレイでも仲間と冒険したい場合に購入するのもいいだろう。
『Tinkerlands』はPC(Steam)にて早期アクセス配信中。6月7日までリリース記念として、25%オフとなる税込1125円にてセール中だ。