『ゼルダの伝説』がリアル脱出ゲームに。『Defenders of the Triforce』が来年1月よりアメリカ各地で開催決定
『ゼルダの伝説』のリアル脱出ゲーム「Defenders of the Triforce」がアメリカの各地で開催されることが米任天堂より発表された。リアル脱出ゲームとは、会場に集まった参加者同士で謎を解き、アイテムを獲得しながら制限時間内に脱出を目指すイベントだ。『ゼルダの伝説』のダンジョン攻略のゲームプレイとも一致していると言えるだろう。
今回のイベントでは米任天堂とリアル脱出ゲームのイベントを数多く開催するSCRAPが協力。米任天堂の副社長Doug Bowser 氏は、「任天堂では、キャラクターやフランチャイズを私たちのファンと新しいお客様に披露するため、常に新しい体験を届ける方法を探している。SCRAPと協力することで、このシリーズに新しい視点を提供することができる。」と、このプロジェクトに期待を寄せている。
SCRAPは2007年よりリアル脱出ゲームのイベントを日本各地で展開している企業だ。近年では国内のみにとどまらず海外にも展開。2012年にはアメリカの支社をサンフランシスコに立ち上げた。ビデオゲームとのコラボはこれまでに『ファイナルファンタジーⅩⅣ』や『極限脱出』シリーズなどが行われた。
任天堂とSCRAPが協力するのは今回が初めてではなく、日本国内では2015年にニンテンドー3DS向けの脱出ゲーム『超破壊からの脱出』が展開された。「3DSにプログラム・ボムという爆弾が仕掛けられた。爆弾を解除するためには数々の謎を解かなければならない。」という内容で、特定のイベント会場に向かうことはなく、オンラインで参加することで疑似的な形で脱出ゲームを楽しめるデザインとなっていた。
『ゼルダの伝説』脱出ゲームの開催は2017年の1月から。SCRAPのアメリカの支社のあるサンフランシスコを皮切りに開催され、2月にはロサンゼルス、フェニックス、サンディエゴでの実施が予定されている。会場ではコスプレでのゲームの参加もOKとしており、もしかしたら4人での協力ゲームだった『ゼルダの伝説 4つの剣』のような風景もリアルに展開されるのかもしれない。