『Arcaea』開発元lowiroが、謎の完全新作リズムゲーム『In Falsus(インファルサス)』を発表。PC向けに
『In Falsus』はADV風のリズムゲーム。舞台となるのは、全人類がとある首輪をつけて暮らす近未来の世界。

デベロッパーのlowiroは5月1日、リズムゲーム『In Falsus(インファルサス)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示・日本語ボイスに対応。2026年初旬の配信を予定している。本作は2017年にリリースされたリズムゲーム『Arcaea』の開発元による、完全新規タイトルだ。
『In Falsus』はADV風のリズムゲーム。舞台となるのは、全人類がとある首輪をつけて暮らす近未来の世界。その首輪には、人々の感情や偽りを映し出す機能が備わっている。厳しい境遇に生まれた5人の女子高生たちは、ある日それぞれの理由で奇妙な組織への参加を迫られる。はじめは怪しい課外活動かと思いきや、想像を超える事態へと巻き込まれていく。自由を奪われた世界で、「生きる意味」と「存在」を巡る問いを軸にした物語が展開される。

本作はリズムゲームでありながら、ADV風の濃厚なシナリオを特徴としている模様。問題を抱えた5人の主人公たちそれぞれの視点を通して、互いに密接に絡み合うストーリーが描かれていくようだ。5人の個別のルートを自由に選択し、体験することができるとのこと。また本作には、同スタジオの作品としては初となる日本語フルボイスが実装される。5人のメインキャラクターの名前およびその声優の一部が公開された(敬称略)。
ニア・ケーナ
CV: 和泉 風花
メイ・アルダー
CV: 春花 らん
高槻あやめ
CV: ???? ????
アイリス・リール
CV: ???? ????
ストーリー・エティエンヌ
CV: ???? ????


リズムゲームとしては電子音楽を中心に、国内インディーズシーンを代表するアーティストらによる多彩な楽曲が実装されるとのこと。リリース時点では70曲以上が収録され、うち40曲以上が本作のために書き下ろされたオリジナル楽曲だという。なお、リズムゲームのプレイに関する仕様は現時点では明らかになっていない。また本作は「音楽ゲーム」と「ADV」のほか、隠されたもう1つの“謎の要素”もかけあわされた作品だということが示唆されているが、こちらについても詳細は不明だ。
本作を手がけるlowiroはイギリスを拠点とするデベロッパー。同スタジオの第一作となるリズムゲーム『Arcaea』は、今年で8周年を迎える人気作だ。2017年にスマートフォン向けにリリースされ、のちにNintendo Switch向けにも配信されている。同作は基本プレイ無料によるライブサービス型の作品で、ゲームのプレイやパックの購入によって400曲を超える収録楽曲が開放されていく。「スカイノート」や「アークノート」など、縦方向に拡張された立体的な譜面システムが特徴。
ちなみに、lowiroの公式Xアカウントでは数日前から謎の画像が投稿され始め、ユーザー間ではさまざまな予想が飛び交っていた。そんな中で今回、トレイラーとともに完全新規タイトルがお披露目となった。なお本作のディレクターは前作『Arcaea』に続き、Guyの名でも知られるAnton Prydatko氏が担当する。
ところで、先述したゲームプレイの仕様などのほか、本作の運営形態についても現時点では明らかになっていない。前作と同様に基本プレイ無料の作品となるのかどうかを含め、続報が待たれる。今回の発表に合わせて本作の公式ウェブサイトおよび公式Xアカウントが開設されているため、最新情報はそちらでもチェックされたい。
『In Falsus』はPC(Steam)向けに、2026年初旬に配信予定。