陰妖艶アクションRPG『明末:ウツロノハネ』7月24日発売へ。女侠がハイスピード・ダイナミックに戦う次なる大型ソウルライク
『明末:ウツロノハネ』は、謎の病によって生み出されたモンスターたちと戦う、ソウルライク・アクションRPGである。

中国のデベロッパーLeenzee Games(成都灵泽科技有限公司)および505 Gamesは4月29日、『明末:ウツロノハネ(WUCHANG: Fallen Feathers)』を日本時間7月24日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPlayStation 5/Xbox Series X|S/PC(Steam/Epic Gamesストア)で、通常版の価格は税込7260円。発表にあわせて、新しいキービジュアルも公開されている。
『明末:ウツロノハネ』は、謎の病によって生み出されたモンスターたちと戦う、ソウルライク・アクションRPGである。本作の舞台となる明代末期の古蜀では、忌まわしいモンスターを生み出す謎の疾病「羽化病」が蔓延していた。主人公の無常は、記憶喪失の女侠である。本作で彼女は、体を蝕む恐ろしい羽化病に苦しみながら、古蜀の地を探索。羽化病によって生み出されたモンスターたちと戦い、失われた記憶や刻まれた呪い真相へと迫っていく。

女侠である無常は、武器を強化し、新たな技を修めながら戦いを繰り広げる。バトルでは、須羽システムを活用したスピードと判断力が問われる戦いが展開されるという。主人公・無常のアクションは近接攻撃や法術、武技などが使用できる。それぞれをシームレスに繋ぐ華麗なコンボや、瞬間の判断や立ち回りによって、生き残っていくわけだ。
また無常は、殺戮と死を重ねる中で徐々に正気を失い、内なる「心魔」が静かに覚醒していくのだという。具体的には心魔によって攻撃力の上昇と引き換えに、防御力や安定性が低下。心魔が限界を超えると、自分自身の力を映す最強の敵となって襲いかかってくる。心魔に勝てば力を手にするものの、敗れればすべてを失ってしまうのだという。本作では、主人公の体を蝕む存在が、ゲームシステム上でも表現されているのだろう。


強化要素としては、本作では「斗転星羽」と呼ばれるシステムでスキルポイントを振り分け、能力の強化や強力な技を解放する。装備や武器、法術や装備品の組み合わせは自由。プレイスタイルに応じてキャラクターを育てていける。また舞台となる明代末期の古蜀では、廃墟化した寺院や呪われた村といったロケーションが登場。神話と恐怖が融合したボスは、独自の攻撃パターンやギミックなどをもっており、圧倒的な存在感をもつ相手との戦いが待っているようだ。
本作は、2016年に設立された中国のデベロッパーLeenzee Gamesが手がけている。過去作としては、VR向けのインタラクティブな映画式ゲーム『A.D. 2047』をリリース。記事執筆時点で、Steamのユーザーレビュー80件中61%の好評となっている。本作では『明末:ウツロノハネ(WUCHANG: Fallen Feathers)』では、なぜか『黒神話:悟空(『Black Myth: Wukong)』のヒットを受けて英語圏のユーザーから注目。英語版タイトルの発音やスペルが似ている点や、ゲーム内容の共通点などから、期待が集まっている(関連記事)。またそれとなく露出が高く、妖艶なキャラたちも本作の特徴だろう。


『明末:ウツロノハネ』は7月24日に、PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam/Epix Gamesストア)向けに発売予定だ。通常版の価格は税込7260円。デジタルデラックスエディションは税込8250円で、衣装4種類や武器4種類、スキル強化アイテムなどが付属。予約特典も用意されている。