メカ少女アクション『Dolls Nest(ドールズネスト)』、すぐさま「非常に好評」。自由自在カスタマイズと骨太探索&バトルが評判

ニトロプラスは4月24日、美少女メカカスタマイズアクション『Dolls Nest(ドールズネスト)』をリリースした。さっそくSteamユーザーレビューにて「非常に好評」ステータスを得ている。

ニトロプラスは4月24日、『Dolls Nest(ドールズネスト)』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作にはさっそく好評が集まり、Steamユーザーレビューにて「非常に好評」ステータスを得ている。

本作は、メカ少女カスタマイズ3Dアクションゲームだ。本作では、荒廃した世界における、超巨大人工建造物「ホド」が舞台となる。ホドは幾層もの装甲殻に覆われた大穴で、内部には見渡す限り廃墟と管と機械が広がっている。プレイヤーは少女型機械「鎧化兵」を操作し、危険に満ちたホドを探索。限られた物資を探し求めるなかでは困難も待ち受けている。


鎧化兵には武器や推進機構が搭載されており、装備した武器に応じて攻撃も変化。さらにエネルギーを消費して、ジャンプや滑空、ブースト軌道が可能だ。ただエネルギーを使い過ぎればオーバーヒート状態となる。エネルギーを消費する行動が一時的に使用できなくなるため、エネルギー管理も重要だ。

探索においては鎧化兵の機体を構成するパーツなどが入手可能。探索にて消費するエネルギーや、獲得できる資源と相談しつつ、ホドの深くまで攻略を進めていくこととなる。そうしたなかで繰り広げられる、敵やボスとのシビアな戦闘も持ち味となっている。

本作を手がけるニトロプラスは、これまでビジュアルノベルゲームを中心に手がけてきたことで知られる。なかには『斬魔大聖デモンベイン』『装甲悪鬼村正』といったメカ・ロボット系のノベルゲームもあったものの、『Dolls Nest』はこれまでの作風とは異なる3Dアクションゲームとなっている。開発は、同社内のCGチーム「ニトロアーツ」が担当。ニトロプラスが総力を上げて開発すると伝えられており、2023年10月の発表より高い注目を集めてきた。


今回そんな本作がついにリリース。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは74件中91%が好評とする「非常に好評」ステータスとなっており、まだ母数は少ないながらも着実に評判を高めているようだ。本作では美少女をベースにしつつ、メカ部分も含めて幅広くカスタマイズ可能。またメカのモデルやアニメーションにこだわりが感じられるところも評価を受けている。

なお本作について、メカカスタマイズゲームとして代表的な『アーマード・コア』シリーズになぞらえる声も散見される。『Dolls Nest』の開発者によると、同シリーズのうち特に『ARMORED CORE V』から影響を受けているという(弊誌インタビュー記事)。


とはいえ、『Dolls Nest』ではカスタマイズ要素だけでなく、探索要素もメインに据えて開発されたそうだ。また『アーマード・コア』シリーズからは2023年に『アーマード・コア6』が発売されたものの、同作の発表以前から『Dolls Nest』のプロジェクトが発足していたこともあり、異なるコンセプトになっているという。

実際本作では、NPCキャラクターがマップに点在していたり、各種アイテムからフレーバーテキストを読み取ったりと、マップの探索も魅力のひとつ。また戦闘はじっくりと慎重な立ち回りが求められるバランスとなっている。『アーマード・コア』シリーズや『アーマード・コア6』とは異なる持ち味にも好評が寄せられているようだ。


ちなみに本作の価格は税込2160円。一般的な3Dアクションゲームよりも安めの価格付けながら、ニトロプラスの社長の意向で「ニトロ円」という語呂合わせで価格が決められたそうだ。価格に対するクオリティやボリューム面も、評価点となっている様子。そうしてニトロプラスとしては珍しいメカカスタマイズ3Dアクションゲームとして打ち出された『Dolls Nest』にはさっそく好評が集まっており、今後の盛り上がりも注目される。

『Dolls Nest』は、PC(Steam)向けに発売中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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