2人協力サバイバルホラー『Astrumis – Survive Together』5月27日リリースへ。「カメラ越しにだけ見える」透明モンスターから逃げ、宇宙船を脱出

Tyciは4月23日、『Astrumis - Survive Together』をSteamにて日本時間5月27日にリリースすると発表。本作は2人協力プレイのサバイバルホラーゲームだ。

インディーデベロッパーのTyciは4月23日、『Astrumis – Survive Together』を日本時間5月27日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応する見込み。

『Astrumis – Survive Together』は2人協力型サバイバルホラーゲームである。プレイヤーたちは謎のモンスターが徘徊する宇宙船から、協力して脱出を目指すことになる。宇宙船はほとんど廃墟のようになっており、真っ暗で視界が利かない。片方のプレイヤーはこの宇宙船のさまざまな場所を探索しにいくことになる。しかしトレイラーの映像から察するに、モンスターは人間の目では見ることができないようだ。モンスターの姿は監視カメラにだけは映るため、もう片方のプレイヤーが管制官となり、モンスターの位置ややり過ごせる場所を教えるわけだ。

本作のデモがリリースされた際の別のトレイラーでは、カプセルに収容されていたモンスターが外へ飛び出している映像も確認できる。何らかのトラブルが発生し、輸送中のモンスターが宇宙船内に解き放たれてしまったようだ。ゲーム内で探索する宇宙船は真っ暗で、航行不能に陥っているものと思われる。プレイヤーは危険を冒してでも船内を探索し、機能を回復させる必要があるのだろう。モンスターは肉眼で見ることができず、監視カメラでのみ捉えることができる。探索者と管制官、2人のどちらが欠けても脱出は不可能というわけだ。

モンスターをやり過ごす以外にも、パスコードの入力やパズル的なボタン入力といった、2人の協力が不可欠な場面もあるようだ。パズル要素は2015年リリースの協力型爆弾解体ゲーム『Keep Talking and Nobody Explodes』を思わせる作りであり、開発を手がけるTyci氏も同作よりインスピレーションを受けたと述べている。謎解きなどの作業にあたってはモンスターが徘徊しているため、解くのに手間取ると戻ってきたモンスターに襲われる可能性もあるだろう。必要な情報を正確に伝えるコミュニケーション能力が試されるところだ。

本作を手がけるTyciは、ポーランドの開発者Tyci氏による個人ゲームデベロッパーだ。『Astrumis – Survive Together』がSteamでリリースする初の作品となる。2020年12月には本作のプロトタイプとなる作品をUnityで製作し、itch.ioで公開していたが、より完成度の高い作品にするためにUnreal Engine 5で一から作り直すことを決断。およそ4年半の歳月を費やして、念願のリリースに至るかたちだ。

『Astrumis – Survive Together』はPC(Steam)向けに開発中。リリース日は5月26日とのことだが、時差の関係で日本では5月27日となる。ゲーム内は日本語表示に対応する見込みだ。また、本作のデモ版が無料で公開されている。こちらは日本語非対応だが、動作確認やゲームの雰囲気を味わってみたい方は試してみるのも良いだろう。

Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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