「“Nintendo Switch 3”の噂」がもう浮上。まだSwitch 2も出てないのに
任天堂は4月2日、Nintendo Switch 2を6月5日に発売すると発表した。発売に向けて期待が高まる中、すでに“Nintendo Switch 3”の噂が浮上し困惑を誘っている。

任天堂は4月2日、Nintendo Switch 2(以下、Switch 2)を6月5日に発売すると発表した。発売に向けて期待が高まる中、すでに“Nintendo Switch 3”の噂が浮上した。海外メディアPolygonが困惑とともに伝えている。
Switch 2はNintendo Switchの後継機種だ。携帯モードと、ドックに取り付けてのTVモードの切り替えができる点や、コントローラーの取り外しが可能な特性を引き継いでいる。マグネット式取り付けとなりマウス機能を搭載した「Joy-Con 2」や、CPUやGPUの性能向上など各所パワーアップが図られている。同機は正式発表・情報公開前からさまざまな噂や憶測が出回り、コミュニティ内で喧々諤々の様相を見せていた。

そして現在、Switch 2が発売すらされていない状況にもかかわらず“Nintendo Switch 3”に関する噂が浮上しているという。Polygonによれば、とあるアナリストが分析報告のなかで“Switch 3”のパーツについて言及したという。報告したのは、マーケティング分析企業KeyBanc Capital Marketsのシニアリサーチアナリストである、John Vinh氏だ。同氏は現地時間4月8日、Intelにまつわる情報として「(KeyBancは)Intelが18Aプロセスを使い、Nintendo Switch 3のGPU提供に携わることになったと考えている」との見解を伝えたのだ。
18Aとは、Intelの新しいプロセスノードだ。プロセスノードとは、半導体製造における製造技術の世代のこと。大まかには、プロセスノードが代を経るごとに半導体は高密度・高性能になる傾向がある。すなわち、Vinh氏およびKeyBancはIntelが新世代プロセッサで“Switch 3”のGPUを担当することになったとの「第三者分析」を伝えているわけだ。なお、Polygonによる問い合わせでは、Intelの担当者はコメントを控え、任天堂は記事執筆時点で返事がなかったという。

Polygonの記事では、第三者によるあまりにも早期の推測に対する困惑を表現している。たしかにIntel 18Aに則り製造されたプロセッサは性能的に有望に思えるものの、そもそも今後の任天堂のハード展開として“Switch 3”が登場するかもまったく見通せない状態である。また、すでにWeb上ではKeyBancおよびVinh氏の見解をベースとして、実しやかに“Switch 3”の展開について伝える記事なども見られる。Switch 2がまだ発売すらされていない現段階から、“Switch 3”にまつわる噂や憶測は加速していくかもしれない。
「Nintendo Switch 2」は6月5日に発売予定。なお日本国内向けの予約抽選受付は4月16日11時までマイニンテンドーストアにて実施中だ。また全国のゲーム取扱店やオンラインショップでは、4月24日以降準備が整い次第、順次予約または抽選の受付が開始されるとのこと。