メカローグライトアクション『メタルブリンガー』は前作から「価格倍」でも前作超え好調スタート、アメリカで売れてる。さっき社内会議で明かされる

本数ベースでは前作に比して苦戦するかと思いきや、好調なようだ。PLAYISMとの社内会議で明かされた。

PLAYISMによると、『メタルブリンガー』の売上が好調なようだ。本作は『サムライブリンガー』の続編で、定価も倍。しかしながら前作の勢いを大きく超える売上を記録しているという。

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『メタルブリンガー』は、ローグライトロボアクションだ。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5。コールドスリープから目覚めた少女スーリアが、ロボットを駆使して多数の敵と戦う。本作では操作キャラクターとなるレイバーや、レイバーが乗り込む重機「アームズ」などがカスタマイズできる。パーツや色の指定も可能。性能やデザインを決定し、さまざまなパターンから好みのメカを作り出し、敵と戦うわけだ。

施設の外では、スーリアの前に大量の敵が立ちはだかる。本作では、パーツに耐久性が設定されているものの、倒した敵ロボットなどからパーツを調達できる。さらにディスクを手に入れると、特殊効果をもったアプリのインストールが可能。パーツの調達やアプリのインストールを繰り返し、キャラクターを強化しながら戦いを展開していくのだ。

『メタルブリンガー』は2022年4月に発売された『サムライブリンガー』の続編で、今月3月12日に発売された。グラフィック・システム・ボリュームいずれもパワーアップしたことで、定価も前作の倍の税込1980円になっている。本数ベースでは前作に比して苦戦するかと思いきや、好調なようだ。社内会議で明かされた。売上は(誌面上では)明かせないとしつつ、前作を超える勢いで売れているそうだ。Steamユーザーレビューは記事執筆時点で約550件中88%が好評とする「非常に好評」ステータス。評判も前作と同じあるいはそれ以上である。

好調な理由としては、当然クオリティによるところが大きいだろう。開発会社は前作に引き続きアルファウィングが担当。ボクセルのようなグラフィックは健在でありつつ、ハクスラ+ローグライト要素にメカカスタマイズを融合させている点が高評価のようである。なおPLAYISM担当者に訊いたところ、80%近くが海外の売上で、特にアメリカで多く売り上げているという。メカゲームは欧米では売れないというジンクスが業界に漫然とあった認識であるが、最近のヒットゲームを見るにそれももう過去の話なのだろう。

なお、前出担当者に「価格が倍なのになぜ売れているのか」と訊いたところ、「当時カジュアルに手に取ってもらえる価格帯を戦略的に選んだつもりだったが、そもそも前作の定価の980円が安すぎたのではないかと今更不安になってきた」との回答をもらった。前作から価格は倍になっているものの、そうした点はユーザーの購入ハードルにはなっていないのかもしれない。

『メタルブリンガー』は、PC(Steam)/PS5向けに税込1980円で販売中である。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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